タック二階堂 さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
号泣無くして観られない…
詳細は公式サイトでも見てください。
Netflix独占配信です。制作はライデンフィルム。原作は津村マミさんによる小学館『ビッグコミックスペリオール』連載中のコミックですよ。
ある日、売れない漫画家・狩野進が住む古いアパートの隣に、さとうコタローと名乗る幼児が引っ越してきました。聞けば、コタローには親がおらず、1人暮らしだと言う。
そんなコタローを煙たがる狩野でしたが、コタローが1人で暮らす理由が分かるにつれ、少しずつ距離を詰めていき、ともに成長するハートフルストーリーです。
コタローの声は「くぎゅぅ」こと釘宮理恵さん。狩野を増田俊樹さん、同じアパートの住人で子ども好きなチンピラ風の田丸を諏訪部順一さん、面倒見のいいキャバ嬢の美月を早見沙織さんという強力な布陣です。
=====3話まで視聴後、所感です。
{netabare}
ガワだけみると、たいして上手くもない作画・キャラデザの幼児が、「わらわはコタローであるぞ」と主語がワケわかんない言葉でアパートに1人暮らしを始めるという、とうてい面白そうに思えない建て付け……なんですが…
コタローが、なぜ1人暮らしをしているのか。気丈に振る舞ってはいるものの、時折見せる子供らしい寂しがり方とかを、小出しに見せてくるんです。しかも、それが釘宮ボイスで演じられるもんだから、余計に。
特に、コタローが街で風船配りをしているお兄さんに「1人1個まで」と言われ、手を変え品を変え、変装して4つの風船をもらうことに成功するエピソード。狩野に、風船に顔を描いてもらうコタロー。そこに、マジックで「おとうさん、おかあさん、おとうと、いもうと」と書き、それを持って公園でひとりで遊ぶんです。
そんなコタローの姿を見たお兄さん。「風船って、いつまで持つんだろう。なるべく長くそのままでいるといいな」とひとりごちます。
こんなん、号泣しないでいられませんよね。
ネトフリ独占配信というのがねぇ。まあ、しばらくしたら地上波にも解禁されるでしょう。とりま、3話までの時点では今期「パリピ孔明」「SPY×FAMILY」の覇権争いに待ったをかけるのは、この作品しかないでしょうね。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
ネトフリ限定配信が惜しまれる、隠れた名作といっていいでしょう。
ネトフリアニメにしては、気の抜けた作画ではありますが、そこはライデンなので仕方ないw
絵柄から、子供向けのゆるふわ日常系と思いきや、けっこうコタローの物悲しさが心を揺さぶります。
そのうち地上波で放送されるかもしれませんので、非ネトフリ勢は放送されたらチェックは欠かさないようにしたほうがいいと思います。
{/netabare}