テナ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
誰も知らない
最初で簡単にこれまでのあらすじの説明をしてくれます。
ファイルなので、これまでの噂やチビきゅーべぇの正体なども明かされます。
結局、この物語に悪役はそんなにいなかったんですね。
彼女達には何気ない幸せの日常があって……それが崩れ去りそうになる。
だから、日常を大切な家族を守る為に……
大切な妹を助けたくて魔法少女になった少女を助けたくて魔法少女になる妹達。
皮肉にもそれが悲劇の始まり……
志しも正しいし途中までは成功してたけど大き過ぎる力は抑えられなかった結果彼女達は間違えてしまった。
それでも、1人の姉を助けようとし続けた。
失敗した世界で全てが……間違った救済
日常って本当簡単に崩れちゃいます。
幸せって何かを得る事です。
彼女達は出会う事で沢山の記憶や傷や時間や関係性を得る。
不幸って何かを失う事です。
彼女達は失った物を取り戻そうとしただけですが、結果は……むしろ後戻りの出来ない状態になる。
そうして、記憶を取り戻した。
トウカといろはは再会し、ネムもまた再会し彼女から聞かれたのは、彼女達の計画の全貌を知る事になります。
その結果……トウカとネムは無理やりに、いろはとウイがの気持ちを勝手に背追い込もうとする。
彼女達は誰かを犠牲して自分を救おうとはしない……
それなら、自分達がやらなきゃ!
いろはもウイも望んで無くても……
2人は本当にいろは達が好きなんですね。
そうまでしても救いたかった……
2人がしないから……自分達が代わりに……
本人達の気持ちを知っていても守ろうと……
でも、そんな押し付けられた幸せなんて必要ない。
いろはが望んだ幸せも、ウイが望ん幸せも、そんなものじゃない。
だから、トウカとネムを止めなきゃいけない!
それが、いろはとウイの気持ち
いろはは、2人を止めようするけど……結界に閉じ込められる。
いろはを守ろうと張られた結界は……いろはの前では壁でしかなくて……
そんな結界の中で、いろははウイと再会する。
お互いに幸せでいて欲しかった……たったそれだけの人なら当たり前にある気持ち……
それだけだったのに、こんなに大事になってしまった…………
そうして、ウイから、2人を止めて欲しいと託され結界から出してくれる。
妹に背中を押され彼女は戦いに行く。
間違った道を行こうと妹を連れ戻す為にお姉ちゃんとして。
クロエさんの話。
誰もが自分の事が精一杯です。
彼女は昔出会った魔法少女にグリーフシードを分けてあげられなかった事を罪悪感として感じていたのです。
もしかしたら、一緒に協力して魔女を倒す為に共闘すれば、罪悪感はなかったのかもしれません。
それでも、力のない彼女は自分の事で精一杯だった。
だから、いろはが眩しかった。
一緒に頑張ろう、貴女を助けたい、そう言ってくれる彼女が強くみえたのかもしれない。
クロエさんは、気づくべきだった。
最後の瞬間に……
いろはが強くあれたのは何故ですか?
クロエさんになくて、いろはにあったもの……
大前提ですが、人は1人では生きられません。
いろはは、いつだって仲間を助けて仲間に助けられて逆境を乗り越えてきました。
誰かが居れば不安にも押しつぶされないよ!
これって本当にその通りで不安って必ず募ります。
でも、誰かが居れば乗り越えられる事もあるし、助け合える、話を聞いてもらうだけでも心は救われる。
不安や悩みがなくなる事はないかもしれません。
でも、負の感情を軽減したり解決の糸口を見いだせるかもしれない。
いろはが強くあれたのは……妹達や仲間の支えがあったからです。
クロエさんも、それに気づけていたら……
そうして、いろはは絶望へと誘われる……
でも、仲間が助けにきてくれる。
頼もしいですね。
ここから反撃開始!
いろはは、トウカとネムに追いつく。
そうして2人を止めようとする
いろは「持ってる時間が増えただけでお姉ちゃんが幸せになれると思う?」
知らない人達の犠牲で出来た時間。
いろは以外の神浜の魔法少女が吹き飛んでしまったあとの世界
大切な妹達が居ない時間……仲間がいない時間
その時間が、どれだけ伸びようと、どれほどの価値があるのでしょうか……
誰かと一緒に居られる限られた時間の方が……お姉ちゃんとして居られる時間の方が有意義ではないでしょうか?
だから、このセリフは1番印象に残りました。
最後は、ういの回収する力と仲間の希望を受け継ぐ力……大切な人達の沢山の気持ちが詰まった一撃でFinish
この物語を見て思ったのは、人って力を得ても無力ですが、力を合わせて協力する事で莫大な力になると言う事です。
魔法少女達が協力して戦ったり、救出したりしてるのをみるとそう感じました。
結局、ウイは妹達は戻らなかった。
きっと、いろははウイ達と再会する日が来ます。
自分達が居なくなった後なんて悲しい噂を残そうとしていた彼女達に提案した万年桜の噂。
桜の下の椅子には1つの空席があった。
いつかその席に座るのは……でも!その前に!
最後に決意を込め睨みつける、いろはの姿がありました。
彼女にはまだやるべき事がある。
最後にマギレコの本はアルティメットマドカと何者かにより閉じられます。
多分、ほむらかな?
本編の劇場版が控えてるから、物語はそちらに引き継がれるって意味なんでしょうね。
最後の誰も知らないって語りがけは切なく感じました。
この戦いは……沢山の犠牲や気持ちが行き交った戦いなのに誰も知らない……ってのは……
ただ、いろはは忘れないそうなので彼女が背負っていくのかもしれませんね。
ここから、彼女がどう動くのか見てみたいですが、Finalですからねw
本編劇場版に出てたから⤴︎︎⤴︎︎だけど、ほむらが時間移動してたからないかw
全体的に、少し駆け足気味だったから、6話構成くらいで、もっと展開に余韻に浸る時間が欲しかった気もしますwが、やっぱり面白いですねw