螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
尚文以外の四聖勇者の扱いにはやや不満があるが、出来はかなり良い
盾の勇者だからという理由によって策略に嵌められ、濡れ衣を着せられた尚文は王国中に敵視されたことにより荒んでしまった。しかし、当初は自分ができないアタッカーにしようと買った奴隷、ラフタリアの優しさに次第に胸を打たれ、彼女に心を開いていく。以降は勇者として努力を積み、異世界の人たちとの交流や敵勢力との戦いを経て、信頼や力を得ながら世界を脅かす“波”に仲間と共に立ち向かっていく。
なろう関連作品どころかそれ以外と比べても作画、ストーリー共にかなり気合が入っており、戦闘シーンも見応えがあります。怒涛の展開の連続で中弛みも特に無かったので、作品が制作スタッフに愛されているのを感じました。
ハーレム感もそこまで露骨ではなく、ラフタリアらヒロインはどちらかというと仲間、という印象が強かったのも嫌悪感に繋がらず、良印象でした。
最高に良かったと思える点はラフタリアやフィーロ、フィトリアがめちゃくちゃ可愛かったところ(ここ重要)。モフモフした耳とか翼めっちゃ可愛いんじゃい!
一方で、悪い点として浮かんだところは元康、樹、錬といった他の四聖勇者が実力、人格共に無能過ぎる点。特にマルティにいいように使われ放題だった元康が一番酷い。一応ゲーム感覚で勇者をやっているという理由付けはありますが、それにしてもギャグみたいな無能ぶりでした。
これをギャグと流せるか、ダメだと思うかで評価は変わると思います。
総じて多少の悪い点はありますが、全体的な完成度は高い作品です。