タック二階堂 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
チノ・スヤリスさんははかれない。
詳細は公式サイトでも見てください。
巷にあふれる「なんとかさんは〇〇」シリーズに、また一本新作が加わりました。
水あさとさんによる漫画作品が原作で、ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(集英社)に2017年から隔週日曜更新で連載中です。制作はFelixFilm。単独元請け作品は「ネコぱら」ぐらいで、実績がある会社というわけではなさげです。
人との距離をはかるのが苦手な阿波連れいな。高校入学して隣の席になったライドウとも、なんともおかしな距離感で接しますよ。
といった感じのストーリーですね。で…
=====初回視聴後、所感です。
{netabare}
まあ、いろんな作品を想像しますわな。直近では「古見さんはコミュ症です」に酷似といってもいい似たような設定です。
ただ、古見さんの初回のように衝撃的なインパクトを与えたというわけではない立ち上がり。しかし、阿波連さんが非常に可愛らしい。なんというか、猫のような感じ。
この手の作品って、やっぱりメインヒロインの魅力ありきだと思います。その意味では、古見さんを遥かに凌駕していると感じました。ま、好みの問題でしょうけど、僕は圧倒的にこちらのほうが好きですね。
ジャンルは違うけど、「田中くんはいつもけだるげ」っぽい印象を受けました。その路線であれば、けっこう楽しめそうだなという感じ。
{/netabare}
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
阿波連さんとライドウを監視していた謎の影は、阿波連さんと同じ中学の大城みつきというコでした。怖い見た目のライドウに騙されていると思っていたようです。
うーん、なんでしょう。みつきの常時裏声の聞き取りづらい演技は。ちょっとM・A・Oさん、これはない…
ストーリーは安定のギャグコメディかなと思うけど、みつきの存在が場を盛り上げるというより邪魔になってしまった感があります。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
あるぇ? もう3話にして、やることなくなっちゃったかな?
そもそも男女合同の体育ってなくね?
男女混合の家庭科の授業ってなくね?
席替えで1話まるまる引っ張りすぎじゃね?
飽きちゃいました。
やっぱり、学校内オンリーのストーリーだと広がりが出ないですね。
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
ボウリングだのバスケだので対決って、そろそろネタ切れじゃね?
てか、れんは妹でよくね?
なんで弟って設定にした?
{/netabare}
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
いよいよネタ切れじゃね?
阿波連さんとライドウのイチャイチャを妄想して、鼻血を出す先生のエピソード。
いったい何を見せられてるんだ状態。
Bは夏祭り。
まあ、この手の日常モノとかラブコメでは定番の夏祭り&花火ですね。
まさか、Aパートの鼻血からの花火って、それってダジャレじゃね?
てか、今までさんざん腕組んだりしてるくせに、そこで手をつなぐのを恥ずかしがるって、おかしくね?
もしかすると、このアニメは15分枠のほうが良かったんじゃね?
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
評価するポイントは、この手のラブコメ?作品でありがちの、くっつきそうでくっつかない“じらしプレイ”のような展開ではなく、終盤にちゃんと告白したり受け入れたりといった展開を持ってきた点です。
しかも、10話で阿波連さんから告白し、その答えを聞かせないまま、11話で日常回をやっての最終話で決めるという変化球な展開も良かったと思いますよ。
ただ、やっぱり作風として学園ラブコメだけに、どうしても箱庭で行われているスケールの小さな話に終始してしまう点がウィークポイントでしょうね。オセロしたり、ハンドスピナーしたり、料理したり。で、ネタ切れしたら変なキャラ(ストーカーの大城さんとか、妄想変態の桃原先生とか)を出したりといった、なんとか1クール作りましたよという感じが…
再三書きましたが、やっぱり作品的に30分枠はキツかった気がしますね。これが15分ならテンポの良いギャグラブコメとして楽しく観られたんじゃないかなと思います。
あと、阿波連さんのCV、水瀬いのりさんですが、んーまあ、こういう役どころだから仕方ないとは思いますが、某チノ、某スヤリスと同じ演技プランに感じました。まあ、キマリのようなキャラに起用した「よりもい」が凄かっただけで、しょうがないのかなあとは思いますけどね。
まあ、とは言え、完走できるだけのポテンシャルはある作品なので、今期では面白かったほうじゃないのかなという印象です。
{/netabare}