マーティ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
人は一生、中二病なのだ…
全12話。原作は未読。
いやー、めちゃくちゃ面白かったです。前評判を覆すほど面白かったし、思った以上に感動しました。久々に半日で12話見終えるほど面白かったですね。
僕が見始めたきっかけは、
①OPの謎ダンス。「(σ回ω・)σ←↖↑↗→↘↓↙←↖↑↗」で検索すればわかります。
②小鳥遊六花のキャラデザがドツボでした。「アホ毛・眼帯・オッドアイ(カラコン)・ミニスカ・絶対領域・ニーハイ」という、二次元の女の子のかわいい要素を詰め込んだようなキャラデザ。萌えキャラの代表格としてよく見かけるキャラなので気になりました。
序盤までは主人公・富樫勇太がヒロイン・小鳥遊六花の中二病っぷりに振り回されたり、特徴的な仲間たちと一緒によくわからない部活に属しながら日常を過ごしてました。ここまでだと中二病たちによる日常ものかな?と思って、あまり評価は高くなかったですね。
しかし部活メンバーが六花の実家に訪れたところから作品の雰囲気が一変。六花の過去に触れていき、そこから本格的に物語に引き込まれていきましたね。中二病の妄想バトルというものがありますが、最初はギャグ的な意味合いでしたが、だんだん悲しく切ない雰囲気になっていくのがこの作品の見どころであります。
勇太と六花の純愛ラブコメ、それから最後に勇太が六花を迎えに行くという王道純愛ラブコメでした。だいぶ流れは端折りましたが、僕はここを見てて感動しましたねー。
中二病に関して、六花は受け入れられない現実から逃げるため、勇太からの中二病を受け継ぎました。でも最終的には六花は過去を決別し、未来へ一歩踏み込めたようです。まさか「不可視境界線」という言葉に感動するなんてね。1話のときはクドイと思っていた中二病がまさか最終話でかっこよく見えるなんて。あれ?これってシュタインズゲートみたいだな。。
最後に大塚芳忠さんが語った「人は一生、中二病である。」確信を突いているのかもしれません。今アニメみたいに極端でなくてもアニメを見て何か自分がスゴイ人間であると錯覚したような感覚に陥るというか…まあ周りに迷惑がかからない、ちゃんと人とコミュニケーションをとれるなら中二病でも良いかもしれないですね。
あと、勇太の声が良かったですね。普段は普通の高校生の声なのですが、いざというときの中二病モードがまんまルルーシュの声で…^^;声優さんさすがと思いました。
それと追加で。アニメ版は原作とは設定とかがかなり異なっているようです。僕もネットで違いを調べてビックリしました。結構違うので興味を持ったら調べてみては。
これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。