テナ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
何だかんだで売国はしない
天才王子なんですが、彼は国の置かれた状況が絶望的ですw
だから、彼は売国したいと……多額で売国したいが為に国の水準を少しでもあげようとする奮闘物語w
この王子は確かに頭はいいし口が上手いから人徳もあるけどw
裏では「売国したい」とだらけまくりw
自分で鼓舞しといて、裏では無理だ無理だと開き直る始末ww
しかし、それでも1万程度しかいない兵士と言いながらも一人一人の名前と出身地を覚えていたりと、しっかりしている王子様ww
時にはギャグ?のようなオチもありますが、しっかり考えていて王子としての責任はしっかり持っている王子ですね。
ただ、本当にやる気ないので、やる気無くすような提案しても部下達は王子に賛同してそれに答えようとしてくれるw
結果良い方向に進み王子が1番ビックリw
で、王子の妹がいるのですが、彼女もまた天才を思わせるシーンがあります。
戦術の勉強中に理解が早くその意味を答えられるレベルで天才で、この兄に妹ありって感じです。
ヒロインは二ニム
彼女はフラム人と言う人種で、この世界?では差別を受けている人種みたいなのです。
敵が講和を求めて来た時に二ニムをうち捨てろと提案してきます。
灰被りのフラム人だ、奴隷だと罵るのです。
それにブチ切れた王子、ウェイン。
当然です。
彼は人種差別なんてしないし、人種が違うからと言って傷つける言葉を投げつけてもいい理由にはなりません。
彼が信頼して隣に置いているのが二ニムです。
そんな彼女を侮辱したのですから当然ですよね。
灰被り……恐らくですが、髪が灰色?に見えるからでしょうね。
でも、素敵な国だと思いませんか?
フラム人が差別されている人種なのでしたら、残念ですが、不平不満も出てくると思うのです。
それでも、ウェインは隣に二ニムを置いているのですが、城の者も国民も、その事には一切触れません。
それはウェインも城の者も国民も二ニムをフラム人として見ているのではなく、二ニムを二ニムとしてみてくれている。
それは素敵な事ではないでしょうか?
現実問題、私達の世界でも人種差別や出身地差別をする国は存在します。
同じ人間なのに少し違うだけで差別をし争う……悲しい事です。
人が人をみる時に見るべきは、人種とか出身地とかではありません。
本当に見なければならいのは、その人自身です。
その人は、どんな人だろうか?良い人だろうか?悪い人だろうか?などです。
だから、ウェインが二ニムを傍に置いている理由は彼女自身をしっかりみているからです。
彼女の人間性をしっかり見ているから傍に居て貰っているし、侮辱する奴に怒れるのです。
そうして、そんなウェインだからこそ二ニムも傍に居たいと思える。
カバリムと言う国があるそうなんですが、二ニムの様なフラム人が大手を振って歩ける街ではないそうです。
それを聞いた、ウェインは……「行きたくねぇ〜なぁ〜」と言います。
確かに、そんな胸糞悪い国だと思うけど彼の言葉が現実になる
オルドラッセ王はフラム人を引き渡して欲しいと言います。
理由としては……フラム人を狩りの対象として楽しむ為……国にいたフラム人は全員狩り殺されたの事でした。
だから、フラム人を渡して欲しいと。
この胸糞悪い事実にウェインはブチ切れ暗殺してしまいます。
本当にね。
命をなんだと思ってるんだ思いますよね。
暗殺されても仕方ないですよ。
どんな理由があっても暗殺してもいい訳ではないかもしれませんが、それは第三者だから言える事で、自分が信頼してる人……だから、例えば、家族や友達を引き渡せ理由は狩りの的にすると言われたら、そんな事も言ってられないですよね。
被害にあったフラム人も報われません。
それを考えると結果的に暗殺されたのも当然かもしれません。
自分も人の命を弄び奪ってきたのです。
奪われても文句は言えません。
まっ、ウェインは二二ムに怒られるのですけどねw
でも、ウェインが二二ムを本当に大切にしたいって気持ちは凄くつたわるエピソードではあるんですよね。
ただ、このウェインはなんか詰めが甘い時もあり、よく最後に思わぬ方向に進みそうになるのもなんだか面白いですw
さて、絵はたまに違和感ありましたが、面白いアニメだと思います。
まっ、まだまだ序盤で盛り上がる前くらいでしょうか?
何やら壮大な計画もあるみたいですし続編あればみたいですねw
ただ、やっぱり毎度の予想外の展開で最後も売国したくなるんですねw