101匹足利尊氏 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
超高純度ピュア美少女漂白剤
原作同名コミックは5年ほど前に1巻だけ試し読み。
フェチズムを変態的に追求できるスタジオでアニメ化したら観たい!
との願望が叶ったので観ました。
【物語 3.5点】
私立女子中学での日常を淡々と描きながら、
クラスの美少女16人を1話ひとり構成を基本に巡るガイダンス。
合わせて友情、家族などに関するピュア要素を散りばめていく。
ただでさえ、こんなに綺麗な女子校、フィクションでもあるかーいwって位の高純度。
だが本作はそれに飽き足らず、主人公・明日 小路(あけび こみち)は小学校時代は1人学級で、
中学進学時にして尚、一年生になったら、ともだち100人できるかな♪状態。
などと、ろ過と初々しさの添加を重ねた、
ぶっちぎりの非実在美少女設定で、さらに純度を上げて来る。
小路の人間関係に超前向きな性格を動力源に、
彼女を積極体験入部、応援団など、クラスメイト全員にアクセスしやすいポジションに置き、
友達の輪を広げつつ、キャラ紹介を円滑化。
加えて、{netabare}小路にちゃんと友達ができていると知り感極まる小学校時代の恩師{/netabare}など
心を強制洗濯するエピソードをどんどん投入して来る。
【作画 4.0点】
アニメーション制作・CloverWorks
明日ちゃんの、ひとりセーラー服にも、ブレザーの制服にもこだわり抜く。
高カロリーな皺の描き込みはもちろん、
衣服とはパーツごとに縫い上げられて成立する物だと再認識させられる。
舞台は非実在美少女の楽園だが、
ポニーテール構築過程など、所作の描写を丁寧に積み重ねることで、
生々しい実在感を視聴者に伝え作品に引きずり込んで行く。
その上で、何をやっても綺麗な美少女の破壊力を思い知らされる。
俺だって、靴下に穴を開けることはあるし、足の爪が伸びれば切りもする。
が、あんなに神々しいオーラは放ったりはしません。
良い意味で同じ人間とは思えないですw
さらには適宜、催される”美脚選手権”などの足フェチ描写。
ふとした瞬間にのぞく腋の下、躍動した拍子に肌けるヘソと、
チラリズムの奇襲にも抜かりはありません。
ブルマが絶滅したって、ハーフパンツの美少女が、
Tシャツ腕まくりして、汗を飛ばすだけで、人は萌え殺せますw
フェチだけでなく、世界の美しさを噛み締められる背景美術。
小路の疾走、跳躍、力泳や、柔軟の動画なども高水準。
いや……これも結局フェチと言えばフェチなのかw
【キャラ 4.0点】
小路が入学した私立蠟梅学園中等部・1年3組の16人は全員ことごとく美少女。
体育会系に文化系。各種ヘアスタイル&ヘアカラー。
女子も告白したくなる位の長身美女に、
{netabare}抱っこして、おしるこ買ってあげたく{/netabare}なる位、庇護欲をそそる、ちっこいの。
など各種取り揃えております。
小路の積極アタックにより、クラスメイトたちの本音が溢れる、
キャラ深堀りも禁断の味わい。
私が好きなキャラ回は、秘めたコンプレックスが秘められたまま、
小路が無自覚に解消するキッカケを与えた様を目撃できる第十話の四条 璃生奈。
帰宅後もCV.ざーさんの美人ママに、
背伸び感が可愛すぎなロリ妹・花緒(かお)との入浴タイムが待っています。
もはや私もカジキマグロを抱き枕にして転げ回りたい心境ですw
可愛い娘の制服姿をいち早く見たい!
とのパパの親バカぶりを私は責められませんw
【声優 4.0点】
主人公・明日 小路役の村上 まなつさんが挑むクラスメイト役は豪華布陣。
アニメ好きな方で、この1年3組のキャストのヒロイン作を
ひとつも見た事ないという人は皆無でしょう。
このキャスト陣に、快活ボイスで渡り合った、まなつさんの演技が清々しいです。
水上 りり役で兵庫県人・石川 由依さんの上品で挑発的な方言に、
峠口 鮎美役で青森県人・三上 枝織さんのナチュラル濁音の東北弁に、
神黙 根子役・伊藤 美来さんの寝息と
マニアックなボイスを多数収集できるのも貴重。
私は{netabare}抱き枕同然の過激?自撮りを送信しちゃった{/netabare}時の
谷川 景役・関根 明良さんの超高音・狼狽ボイスかなw
小路が憧れるアイドル・福元 幹役に斉藤 朱夏さん。
『ラブライブ!』声優がちゃんとアイドルしているのが嬉しいです♪
【音楽 4.0点】
劇伴担当は、うたたね歌奈氏。
アレンジをピアノとストリングスにしぼり込む純化路線。
その追求は最終話、{netabare}小路の演舞と江利花のピアノ伴奏{/netabare}でピークに達する。
OPはメインキャスト陣16名による「はじまりのセツナ」
毎回ダダ漏れになるクラスメイトへの想いで耳をくすぐられるピュアソング。
EDは明日 小路「Baton」など。
素朴な田舎娘のキャラソンと共に流れるEDアニメは、
蠟梅学園の制服がまだセーラー服だった母の時代を思わせる。
あと、やはり、{netabare}スピッツの「チェリー」{/netabare}は名曲です♪
【感想】
深夜アニメ視聴していて、黒過ぎてアブナイと感じることは多々ありますが、
白過ぎてヤバいと感じることは中々ありませんw
レビューでも取り乱してしまい失礼致しましたw