tinzei さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
作画は面白いけど、ストーリーはイライラする
全4話×30分(最後だけ40分)のova。
一人の男のせいで地上のほとんどが海に沈み、その男の作り出したミュータント(魚人)によって人類は存亡の危機に陥っていた。人類は最終兵器として潜水艦を作り出し、ミュータントたちと戦っていた。
この作品一番の見どころは作画。キャラデザ以外は3DCGを多用してるけど、この年代(1998年)のCGにしては物凄くクオリティが高い。よく宇宙が舞台の作品やこの作品と同じような潜水艦の作品でも3DCGが使われてるけど、そのどれとも似つかない独自のCG、強いて言うなら、今の時代における低予算の海外実写に近い。
作画は良かったけど、ストーリーは嫌い。つまらない面白い以前に、争いを無くすには?みたいな人間の善悪問答は大嫌いだから、見ててイライラした。だったら家族を失った悲しみでゾーンダイクが人類を殲滅しようとしていたってシンプルなオチの方が良かった。
それとミューティオは人間と魚人たちを繋ぐ重要キャラかと思ったら、終盤ほぼ出番が無かった。ゾーンダイクの思想の是非が伝えるためには、もっとミューティオと速水以外の人間が関わるシーンを入れた方が良かったんじゃない?まあ個人的にはもっとイライラする展開になっただろうからこれでいいけど。
それと一つ気になったのは、ミューティオたちの胸にについてる赤い点は乳首なの?エロさは全く感じなかったけど、気になって仕方がなかった。
もし乳首なら速水とミューティオの禁断の恋でも面白かったし、そっちの話の方がイライラせずに観れたかもしれない(笑)
【あらすじ】
・1話
青の6号の乗組員紀之がかつての乗組員で今はフリーのサルベージをやっている速水をスカウトしに行くが断られる。
だがその途中、ゾーンダイクの襲撃を受ける。
一般人を保護する紀之だったが敵の兵器ウミグモに囲まれる。
すると速水が助けに入り一緒に6号へ行く。
6号に着いた速水は紀之と共に小型戦闘艇グランパスに乗り敵を倒していく。
しかし敵の乗組員らしきミュータントを速水は何故か助けてしまう。
6号は敵の大型艦ムスカを倒すが、紀之はさっきの行動について速水を問いただす。
・2話
直後、ゾーンダイクの旗艦ナガトが砲撃を行い、街は壊滅し、仲間の潜水艦も沈没。
ミュータントのリーダーであるベルグはゾーンダイクに報告するが素っ気ない返事をされる。
6号は青の基地へ向かい、南極にあるゾーンダイクの基地ストリームベースの破壊作戦に加わる。
最初はくだらないと言った速水だったが、かつて敵に捕まった仲間がミュータント化しながらも生きてることを知り考えを変える。
しかし6号に取り付けられた発信装置により基地の場所がばれ、ナガトやムスカの攻撃を受ける。
速水は一人で小型艇で出て、ナガトに攻撃を仕掛けるが失敗。小型ポッドで脱出し浮上すると、ナガトが基地破壊で歓喜の声を上げていた。
するとポッドの近くに前に助けたミュータントが現れる。
・3話
溺れかけた速水はかつての仲間勝馬とゾーンダイクのもとに向かったことを思い出す。
ゾーンダイクのもとにはたどり着けず速水は勝馬に言われ一人逃げていた。
速水が目を覚ますと例のミュータントに助けられていた。
しかし他のミュータントが現れ速水を殺そうとするが、そのミュータントたちのボスであるムスカが現れ、速水と会話をする。
ムスカは速水が助けたミュータント(ミューティオ)から存在を聞き興味を持っていた。
速水はムスカの話と勝馬の言葉からゾーンダイクが何を考えてるのか気になり、ゾーンダイクに会わなければと考える。
一方生き残った6号は、ミュータント化した勝馬を案内役にして核を使って南極基地を破壊する作戦を実行していた。
だがそんな時速水が乗ったムスカが現れ、咄嗟に攻撃してしまう。
ムスカはもう長く生きたと言い沈んでいき、速水は紀之が回収する。
速水は船長の伊賀に頼み、戦闘をせずゾーンダイクと話すように提案するが、ベルグの艦隊が迫り戦いを余儀なくされる。
・4話
速水は勝馬を連れ単独でゾーンダイクの元へ向かおうとするが伊賀に見つかる。
しかし伊賀はグランパスを使えと言い速水を行かせる。
速水はついてきた紀之とともにグランパスでゾーンダイクの元へ向かう。
残った6号はベルグ率いる艦隊と戦う。
南極についた速水は平和にくらすミュータントたちと出会う。
彼らに案内されゾーンダイクと会い、彼が何故こんなことを起こしたのか聞く。
ゾーンダイクは過去に家族を殺されてからこの世界が嫌になり人類を試そうとした。実はポールシフトと呼ばれる人類を殲滅する計画には、6号による核発射も含まれていた。
速水はそれを聞き、紀之に核発射を止めるように言う。ゾーンダイクは彼ら(ミュータント)たちと話し合えと言い残し速水に撃ち殺される。
6号はベルグの艦を沈め核発射体勢に入っていたがホアンの制止のおかげで発射前に紀之の連絡が届き、無事発射を止められる。
ミュータントたちがゾーンダイクを弔ってるとき、生きていたベルグが現れ、速水を殴りつける。
しかし速水はそれを宥め、ベルグはミューティオに支えられながら海へ消えていく。
速水は紀之に人直接撃ったのは初めてだと弱気になる。