ミュラー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ありがとう、素敵な声を、私にくれて
決して侮れない声優の成長群像劇。
割と酷評の多いこの作品。
いや、どうしてどうして、徐々に惹きつけられてます。
かなーり深いところまで描いていてビックリだ。
声優の演技を聞いてカットを変えるとか、
第10話では、本当に演技の変化を描いている。
ここまで深堀してると、単なるアイドル声優アニメとは言えないね。
見た目に反して、良くここまで・・と思うくらい。
地方公演での不安感とか、良くあるエピソードを、
王道脚本で、でも感動的に描くこのアニメ。
序盤はこんなに良いとは思えなかったけど。
結構面白いと思います。
まあ、作画はいまいちだし、演技もいまいちな感じはしますし、
本当の声優はこんな順調に行かないよ、とか、思いますけど、
別にアニメをリアルに寄せなくても良くない?
声優というお仕事を、立派な職業に見せることに
全力を注いでいるアニメ。その努力に賛辞を贈りたいです。
2クール放送なので、次も見ますよ。
6/25 追記
2クール見終わって、評価はさらに上がったかな。
相変わらず侮れないアニメ。
{netabare}
16話、まほろ回は声優のお仕事と全く関係ないのだが、
キャラの掘り下げという意味では完璧。振り幅の大きいところも
このアニメの特徴なんじゃないかなあ。
そして2シーズン通してのクライマックス、22話。
ここまで止め絵で誤魔化してきたけど、16人揃っての歌唱シーンは見事。
いやあ、3Dだと思うけど、結構見応えのある出来。
ここにリソース費やしたのかなあ、なんて思ってしまった。
そして23話。これまでやってきた「ブルームボール」という劇中アニメ作品の最終回。
音響監督さんの「オッケーです!」という力の入ったセリフに感動です。
いや、お疲れ様でした。
{/netabare}
最後の曲「ミライキャンパス」は良い曲でした。
これが最後の切り札か。
もう、この曲だけで評価上げますよ。
スマホ向けの声優育成ゲームということだけど、
本気で作ったアニメなんだろうな。
欠点を挙げるとしたら、最後まで名前覚えられなかったこと。
登場人物の多さをうまく描き分けしてはいたけどね。