「Lostorage incited WIXOSS(TVアニメ動画)」

総合得点
62.7
感想・評価
232
棚に入れた
981
ランキング
4773
★★★★☆ 3.4 (232)
物語
3.2
作画
3.5
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.3

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ネタバレ

九会 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

百合風味闇札遊戯

原作はカードゲームでそのメディア化作品。2作品目らしいですが、特に気にせず視聴する事が出来ました。
内容は心に傷を負った人々がWIXOSSというカードゲームをきっかけにセレクターという記憶と存在を賭けたカードバトラーにされてしまうお話。
親の転勤で地元を離れていた主人公のすず子が幼馴染の千夏との再会を夢見て帰郷するのですが、ひょんな事から上記の闇のゲームに巻き込まれてしまいます。そして再会を待ち望んでいたはずの千夏もセレクターになっており、「すず子は私に必要ない」と2人の思い出の品を踏みにじり拒絶する場面から物語が本格的に動き出します。
彼女達はお互いにいつも相手のことを意識していたり、セレクターに選ばれた際にはルリグという自身の記憶から産まれるカードの妖精にお互いを意識した名前を付けたり、記憶から産まれるルリグがお互いの要素を持ち合わせているぐらいには依存し合っています。加えてEDの鎖の中にいるような演出は友情と言うにはどうみても重過ぎるもので、愛と言っても差し支えないものです。愛は愛でも愛憎渦巻く感じで物話は展開されますが。
その愛憎渦巻く物語の決着である11話のカードバトルは10分程と短く、遊戯王とかデュエマとかであればこのような因縁の戦いは1話以上間違いなくやっている内容でもう少し見たかったなと思いました。(作品の尺が違うので比べるのは間違っているかもしれないですが) ただバトルの内容自体は主人公の能力を上手く生かしたもので悪くは無い、寧ろ良くはあるんだが……という感じで惜しいという印象でした。
最終話は犠牲になるものが多過ぎたのでビターという感じでしたが、救いはありそうな感じで終わるので個人的には好きな終わり方でした。
キャラクターは印象に残ったキャラが多くて、最初はうじうじ系だった主人公が成長して芯が強くなるという展開は好きなのですず子、ねっちょりこの作品のくもり要素をお出ししてくれたトリックスター里見紅、二文字熟語の話し方が特徴的で良い師であり、良い友人である御影はんなとキャラの造詣は良かったと思います。特に里見紅のゲスキャラ振りは中々印象的で悪い事をしているんだけど楽しそうで君が楽しそうで何よりだよというような気分になりました。演じられているのは中村悠一さんですが、こういった軽薄な雰囲気のキャラも合っていて、さすが声優界の第一線で活躍されている声優さんで芸達者だなと思いました。
最後まで見てルールはイマイチわかりませんでしたが、カードゲームアニメを見始めた頃はこんな気持ちだったなと少しノスタルジックな気分で視聴を終えました。続きの話もあるみたいなのでちょっとずつ見ていこうかなと思います。

投稿 : 2022/03/26
閲覧 : 195
サンキュー:

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