「夜明け告げるルーのうた(アニメ映画)」

総合得点
68.8
感想・評価
119
棚に入れた
450
ランキング
1995
★★★★☆ 3.7 (119)
物語
3.6
作画
3.9
声優
3.6
音楽
3.8
キャラ
3.6

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ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

国内と国外で評価が別れる、"少年と人魚"の物語。

2017年公開 長編アニメーション映画。
『四畳半神話大系』などで有名な湯浅政明監督作品。

〜あらすじ〜
中学生の少年"カイ"は、両親の離婚によって"人魚"の伝承が伝わる、寂れた漁港の町にやってきた。カイは、両親に対する複雑な思いを口にできず、鬱屈とした毎日を過ごしていた。そんな中、音楽が大好きな人魚の"ルー"と出会う。
心から楽しそうに歌い無邪気に踊るルーの姿に心が動かされていくカイ。
心を閉ざした少年が、自分の"好き"を伝えるまでの物語。

何もかもが閉鎖的な田舎の町+鬱屈した思いを抱える少年少女+バンド(音楽)+伝承的な生物(人魚)
という組み合わせのファンタジー強めの物語でした。

物語中盤から大人たちの介入が始まると、純粋なルーと対象的に、人間の汚い自分勝手な部分や打算的な考えがみえてきて、とても悲しい気持ちになりました。
特に、ワン魚と飼い主のシーンは悲しかった。

ラストのオチが結局どうなったのかはっきりしなくてモヤっとしたのと、この作品で1番大事とも言えるであろう主人公の歌唱シーンが正直微妙で、残念でした。もっと声が印象的な人や歌が上手い人の方が良かったのになと個人的に思いました。

人魚のルーは、ほぼほぼポニョだったし、主人公の心情の動きが急に明るくなったり、元の暗い感じに戻ったりと揺れ動きが激しいのも違和感ありました。

海の中のシーンや、ダンスシーンの作画は過剰に動きが滑らかで、ぬるぬる動いてました。

教えがあるし、1人の少年の成長物語ではあるけど、特別面白い作品ではありませんでした。
主人公が地味で魅力が低い事が致命的かなと思います。
海外では評価が高い作品とのことなので、見る人によっては面白いのかもしれません。
自分がどう感じるか気になる方は、ぜひ視聴してみて下さい。

投稿 : 2022/03/25
閲覧 : 224
サンキュー:

8

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