栞織 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ジブリである必要性を感じない作品
これは映画館で見なかったですね。当時宮崎監督がテレビの特番で「絶対見ない」と言っていたので、それにつられた形です。矢野晃子さんの主題歌は好きです。「もののけ姫」のあとで、ちょっとほっとしたいなという気分がよく出ていたと思います。しかし昔民放で放送された「おじゃ漫画となりの山田くん」を、なぜジブリでやらねばならなかったのか理解に苦しむ作品です。しかも「おじゃ漫画」ほどギャグが面白くなかった気がしました。作画は確かに、メルヘンタッチで手がこんでいて、よかったと思いました。しかし何かものすごく作画枚数が多いとテレビで紹介されていましたが、画面になったらそれほど手がかかっているようには見えず、なんとも言えなかったです。テレビ放映で見ただけの感想で悪いです。しかしこの手のものをするのなら、「じゃりン子チエ」をもう一度した方がよかったような気がしました。作画に関してもう少し言いますと、この映画の数年後にテレビで同じようなホームギャグマンガの「あたしんち」が放映されまして、作画手順がこの作品と同じようにお見受けしました。この作品の特番では「映画でしかできないほど手が込んでいる」と言っていましたから、非常に肩透かし感がありましたです。