セシウス さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
重厚な設定なのに話に集中できない
ある意味有名なシリーズですねw
史実の世界大戦の代わりにネウロイという正体不明の侵略者と戦っている架空世界が舞台です。ネウロイはエネルギー源不明の大型飛翔体で光学兵器(のようなもの)を使用し人類を圧倒します。窮地の人類は最後の切り札としてスーパーロボット、ではなく少女を飛翔させる道具を発明し、空戦でネウロイと戦いはじめます。この少女たちを描いたお話ですが、ジャンルは日常系になると思います。戦記でもバトルでもスポ根でもなく、日常系ですw
そして、更なる衝撃の設定が視聴者に襲い掛かります
・飛翔と防御は魔力を消費します。(ああ、そうなんだ)
・魔力は動物の精霊を使うので、魔力使用時はケモ耳と尻尾が生えます。(ま、まあいいかな)
・魔力を使用できるのは原則少女のみ。20歳すぎると能力を消失していきます。(え?なんで?)
・この世界では全ての少女は下半身にパンツしか着用しません。戦闘時も日常時もです。(・・・。)
侵略者と人類の壮絶な戦いを背負った少女たちの物語なのですが、その前にその格好で空飛んで寒くないのかな、とかいつも同じパンツはいてるけど着替えないのかな、とか余計なことが気になって集中できません。
キャラクターは主人公と同じチームの11人しか描写されません。1クールでは印象に残るキャラクターはそのうち半分くらいでした。声優さんたちは一部を除き上手だったと思います。
作画は時代を考えると良い方だと思います。空を飛ぶ爽快さが描けていたと思いますしキャラクターの顔も崩れません。メカも綺麗に描けていて戦闘シーンは迫力がありました。
音楽は主人公を描写したOP、萌え系のED、重厚な劇伴と総じてレベル高いと思いました。少女たちが飛翔するシーンの音響は素晴らしかったです。
なろう系作品は童貞の妄想臭がしますが、この作品はアブナイおっさんの妄想臭がしますw また、なろう系は作者一人で考えている感じがしますが、こっちは集団で悪知恵を出し合っている感じでより危険度高く感じますw 可愛い女の子たちと爽快なバトルシーンはおすすめですが、ある程度の許容性が必要な作品だと思いました。