「劇場編集版 かくしごと ひめごとはなんですか(アニメ映画)」

総合得点
75.1
感想・評価
82
棚に入れた
348
ランキング
839
★★★★☆ 3.9 (82)
物語
4.0
作画
3.9
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.0

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ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

釈明に失敗、残念。。。

テレビ放送版「かくしごと」、すごく楽しめました。

いちこ先生の「石原さとみとか?」とか、
「伊豆のバジリコ」とかいったこまかいギャグがすごく面白くて。

でも残念。
劇場版では、こういう楽しいギャグが、全部省かれてしまっています。

そして、決定的に残念なのが、{netabare}
テレビ版のときにも気にはなっていたけれど、
敢えて深掘りすることもないでしょってスルーしていた、
しかし、作品の根幹に関わる問題点。

すなわち、
○○才箱の存在・・・・

これ、テレビ版観ていたときにもチラリと気にはなっていました。

でも作品のノリが軽いギャグだし、
突っ込むところでも無いだろうって思ってはいたんですけどね・・・

制作陣は、きっと、気になっていたんでしょう。
だって、死ぬ予定じゃなければ、
我が子の先々10数年分の誕生日プレゼントを、
でっかい箱に詰めて、しまって置くって、考え難いですよね。
不治の病で死ぬという定めでもなければ!

たぶん視聴者は、みんな分かってて、スルーしてきたと思います。

そこを、必要もないのに辻褄合わせようとして。

お母さんが、色覚を失う。
ひょっとしたら、のちのち視覚自体を失う、
という設定に?

それであの箱?

かえって不自然さがクローズアップされています。

海にクルーザーで乗り出したのが、
まるで覚悟の自死だったみたいになってしまっていて、
不自然きわまりないです。

同じことが、カクシパパの用意した、姫ちゃん向けの誕生日箱にも言えてしまって。

だって、倉庫作業中の事故で意識障害に陥るだけなら、
誕生日箱なんて作らないで、
毎年、祝ってあげればいい訳で。

・・・・・・・・・・・

この作品は、細かいギャグの積み重ねこそが魅力だったのだから、
そこを省いて欲しくなかったし、
みんな温かい眼差しで気にしないで済ませていた「誕生日箱」問題を、
こんな中途半端な形でさらして欲しくはなかったです。{/netabare}

未視聴の方には、
こちらの劇場版ではなく、
テレビ放送版の鑑賞を、
強くお勧めしたいと、思います。

投稿 : 2022/03/18
閲覧 : 500
サンキュー:

12

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