天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SFスーパー英雄(?)列伝75
ナレーション
「夜空の星が輝く陰で、ワルの笑いがこだまする。星から星に泣く人の泪背負って宇宙の始末。銀河旋風ブライガー、お呼びとあらば、即、参上!」
とのナレレーション(声:柴田秀勝)にのって、軽快に始まるオープニングが良かったですね。
意味も無く(?)出てくる金田(伊功)ポーズもオープニングの魅力ですが、製作している国際映画社お得意(ん?)の本編との落差が(涙)
絵やデザインは、お世辞にも良いとは言えないのですが(汗)ルパン三世をモデル(見た目)にしたJ9のメンバーの洒落た感じといかした会話、全編に流れる(当時としては)ロックな音楽が、なんか独特な雰囲気があって捨て去るには忍びなく(おいっ)最後まで見てしまいました。
内容は簡単に言うと、数々の犯罪組織(コネクション)に苦しむ人々を、宇宙の始末屋「コズモレンジャーJ9」が多額の報酬で倒していく話です。
ただ、それで終わるかと思ったら、途中から出てくる変態・・・じゃなくて、ヌビア・コネクションの首領「カーメン・カーメン」の大アトゥーム計画で、太陽系の姿が大きく変わるというトンデモ展開に。
(このカーメン、幽体離脱はするはツタンカーメンみたいな被り物を被ったまま部下の前で泳いでいるという、やっぱりヘンタイさんです)
簡単に言えば、木星を破壊して、太陽系に地球型の惑星を多数作り出すという計画で、結局、ラストに実現してしまい、次作のバクシンガーで宇宙幕末新撰組をやる展開に(苦笑)
一方、J9側も地球を守るため、保護スクリーン作戦を行うのですが、その内容が、水星及び木星や海王星の衛星を木星付近で爆破させ、チューブ状の遮蔽壁を造るという作戦で、スケールだけは予想を超える作品になった事は確かです。
それにしても、宇宙を走るスポーツカーが、ブライシンクロンマキシムで巨大化して宇宙船やロボットに変形するのは、ゲッターロボ以来の衝撃(笑撃)でした。
最後になりますが、この作品はアニメ史上初のベッドシーンを夕方6時台に放送した作品としても有名ですね。
何?知らないって・・・そ、そんなバカな(おいっ)
はっ、もしかしてこれもカーメン・カーメンに仕業なのか(違)
※2015/07/25SFスーパー英雄(?)列伝16としてとして天地人で投稿したものを一部追加修正して転記しました。