かんぱり さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
初恋ものの良作だと思います
中二病っぽい作品ってなんとなくニガテで、これもタイトルから敬遠してた作品でした。
初盤は中二病全開キャラの六花がニガテだったし、男子1人に女子3人の同好会活動とかハーレムっぽいのもあまり楽しめなかったんですが、森夏が普通に性格を出すようになったあたりから、キャラたちの絡みがだんだん面白くなってきた感じでした♪
タイトルのとおり、この物語は勇太と六花の恋のお話です。
勇太と出会った六花が、いつの間にかダークフレイムマスターから勇太に呼び方が変わっていって、少しずつ普通の会話もするようになって。
勇太がココロの拠り所になっていって六花が恋に目覚めて戸惑う様子がなんだかいいんですよね。
たまこらぶのたまこのドギマギ感といい、京アニさんはこういう演出上手ですね。
9話の、屋上から落ちそうになった六花を下のベランダから助けて抱きしめる演出、なかなか良かったです。
六花から勇太への雨の中の告白。
小指と小指をつなぐのも初々しくていいな♡
眼帯を外して「普通」になろうと頑張る六花。
学園祭で歌った見上げてごらん~は亡くなったお父さんへのはなむけだったのかな。
でも。
お父さんの死を受け入れられず、でも変わってしまった環境を必死に受け入れようとする六花が見た、自分のありのままを表現してるダークフレイムマスターの姿に元気付けられて。
この事実を知ってから、5話ラストの「ありがとう」と満面の笑顔を思い返すとじわーっときますね・・
現実を直視しないのもいけないけど、自分の気持ち・想いを表現するのをやめてもいけないということなのかな。
遠い向こうの光の帯をお父さんだと信じていた六花がやっと言えた、さようならにちょっとうるっときちゃいました。
中二病というか、思春期の頃に自分の世界に浸ったりした経験は皆持ってたりするのかもしれないですね。
私も中1の頃に詩というかポエムみたいなのを書いてたことがあって、今読んだら恥ずかしくて身悶えしちゃうと思いますw