ひろたん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
シリーズの真ん中にぽっかりとあいていた穴がふさがる
「化物語」から始まった一連のTVシリーズ。
とにかくいろいろなエピソードがありました。
しかし、それにも関わらず拭えない疑問がずっと頭の片隅にありました。
それは、春休みに阿良々木と忍と羽川の三人に何があったのか?と言うことです。
この鼻先人参のような疑問を追いつつ、先に他の物語でまわりが埋まっていく。
その分、いろいろな事も分かってきますが、何故か真ん中の肝心な部分が分からない。
だからそれを知るまでは、この物語を途中で諦められない。
なんて心憎いシリーズ構成なんだろうと感嘆してしまいます。
前回の「I鉄血篇」では、キスショットとの壮絶な出会いが描かれました。
今回の「II熱血篇」では、羽川の身に何がおこったのかが描かれます。
そして、次回の「III冷血篇」では、この三人の間には何があったのかが描かれます。
これでようやく、このシリーズの真ん中にぽっかりとあいていた穴がふさがります。
■やっぱり心憎いシリーズ構成
ひっぱるだけひっぱったシリーズ最大の疑問。
それが、この物語でようやく明かされようとしています。
やっとです、やっと分かるんです。
と、その矢先のことです。
直前の『終物語』でこの疑問と入れ替わるように新たな秘密が提示されていました。
そうです、忍野扇と言う最大のダークホースの出現です。
この物語でキスショットの謎は解けますが、それ以上の謎が残るのです。
シリーズの最後まで視聴者を飽きさせないつもりですね。
時系列的にはかぶらない二つの大きな謎をあえてクロスさせるなんて・・・。
やはり、なんて心憎いシリーズ構成なんだろうと、あらためて感嘆してしまいます。
■12歳のキスショットが可愛い
前回は、10歳設定のキスショットが登場しました。
今回は、12歳、17歳設定のキスショットが登場します。
これまた、とても可愛らしい容姿です。
特に12歳のキスショットは、表情に少しクールさがあって、とても好きです。
この作品は、分割劇場版です。
しかし、ストーリーの単純なぶつ切りではなく、このような変化があるがいいですね。
キスショットが成長に合わせてその容姿が変わるところは特に楽しませてくれました。
■まとめ
このシリーズ最大の疑問「春休みにいったいなにがあったのか?」。
そこが少しずつ明かされていくところが良いですよね。
この「II熱血篇」は、阿良々木と羽川がメインとなります。
二人の気持ちの変化や交錯がとても面白いと思います。
ただ、1つだけ引っかかるところもありました
この物語は、「化物語」や「猫物語」よりも前の話です。
そのころの羽川は、裏があって暗い印象があるキャラです。
しかし、この物語の羽川は明るくて、そんな感じは受けませんでした。
つまり、家庭の事情を抱えている頃の羽川の印象とは少し違うかなと感じました。
でも、この「傷物語」の中だけに限ればとてもよいキャラ設定なのでが・・・。
時系列的なことを考えたとき、TVシリーズとのギャップが少しだけ気になりました。
次は、『傷物語〈III冷血篇〉』です。