えりりん908 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
月=林原さん、なのですか?
私にとって、林原さんで印象的だったのは、
綾波レイ以外では落語心中のみよ吉だったんですけど。
やっぱり、月だから、林原さん?
少し前、呪術廻戦0の舞台挨拶で、緒方恵美さんが、
「呼ばれて行ってみたら、シンジ君そっくりな陰キャだった」みたいな発言されてましたけど、
緒方さんが指名で役を貰う立場だというの、
乙骨君みたいなキャラだと当然というのは納得です。
アニメ業界に全然詳しくないので、
ご存じの方がいらしたら教えて頂きたいんですけど、
緒方さんクラスだと「指名」で役がつくのだとすると、
林原さんもそういう格付けなんでしょうか?
この作品でのイリナ役、
ドンピシャ!とは思えないんですけど、
指名だったんでしょうか?
それともオーディション???
だとしたら、敢えて林原さん起用って、声がキャラと合っているとは思えなくて。
ヒロイン役に林原さんが起用された経緯、どなたか教えてください!
・・・・・・・・・・・・・
作品自体は、近過去SFっぽくて、{netabare}
吸血鬼というククリで少数被差別民族が出てくるあたり、
現代の作品としてみると、すごく考えさせられるし、
舞台が旧ソビエト連邦っぽいのも、
なんだか去年の段階で、今のウクライナの紛争を予見していたようで、
ちょっとゾクッともしてしまいます。
吸血鬼は出てくるけどファンタジーではなくて、
宇宙船のデザインとかまるでシン・エヴァ。
そうか、みんな旧ソ連の工業デザインを採用してるんだ、
なんて思って観てました。
ただ、お話自体は、どこに軸足置いているのか、
わからなくて、消化不良でした。
被差別民族の少女と幹部候補の軍人のラブストーリーなのか、
異種族同士の軋轢や衝突と融和や理解なのか、
専制国家の暴虐と指導者のしたたかさの攻防なのか。
私としては、
イリナとレフの恋に絞った方がよかったんじゃないかな?
なんて思ったりもします。
民族問題とか人種問題とか、
国家の指導者と軍閥や官僚や秘密組織のしのぎ合いを描くには、
演出が中途半端に甘くて、全然足りない感じ。
ラブストーリーにしたいのなら、
最後に国家の後ろ盾を得られて、職業軍人募集ポスター(←!)みたいな絵柄を使ったりする変な演出はやめて、
二人してイリナの故郷に戻って隠遁か、連合王国に亡命するか、そんな展開にして、
そういう、恋の逃避行(←笑)に力点を置いて欲しかったかな。
もうちょっと物語の方向性をはっきりして欲しかった。
けど、
ふたりの恋の行方を、楽しくハラハラしながら視聴できたのは確かで、
もうちょっとこうして欲しかった、なんていうのは、
視聴者の側の無いものねだりなのかも知れませんねw
素敵なお話しだったと思います。最終回を除いては。
{/netabare}