RFC さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
逆襲というより日常 意外とシリアス成分多め
あにこれの評価が意外と高いので、後追いで視聴開始。
【作品概要】
高校卒業後の進路として、公務員を目指していた河合麻依。
試験を受けまくった結果、唯一合格できたのが警察でした。
安定収入のために警察を選んだ麻依のおしごとコメディ。
【作品に対する感想】
まず真面目に職務に当たられている警察官の方々に
お勤めご苦労様です、と申し上げさせて頂きます。
正直あまり期待してなかったんですけど、
1話から視聴意欲鷲摑みでした。
市民が期待する理想の警察像と
実際の警察像のギャップが面白いですね。
お仕事コメディな部分と、
シリアス部分の落差が激しいです。
社会人層の作品が好きな方にはお勧めです。
1)物語
警察内部という、世間からはあまり知られていない部分が
見ることができるというのも面白い点でした。
(私の中では警察という大枠のくくりの中身は解ってない)
基本的に河合の仕事への低意欲な部分を笑い、
いろいろな経験を経て少しずつ成長して行くのを楽しむ
作品かなと思いますが、
ときどきシャレにならないシリアスな話(性犯罪など)
もあり、考えさせられるところもあります。
原作者が女性なせいか、女性の描かれ方が
男性の好きな女性像じゃないところがいいですね。
また、警察官という職についても、
経験詰まないと出来ることは限られているということが
しっかり描かれていて良かったと思います。
2)作画
原作のかなり独特な絵
(目じゃないところからまつげが生えてるように見える)
が視聴ハードルを上げると思います。
慣れればそうでもないんですけど。
5)キャラ
キャラがかなり独特で癖があり、
これも作品の魅力に貢献してると思います。
➀河合麻依
警察官になりたくてなったわけではない警察官。
仕事に対する意識は割と低め…に感じますが、
現代の新規採用の平均値くらいなのかなと
脳内修正しています。
そういう意味では、今の新卒世代の本音をみる
いいきっかけになったかなと思っています。
➁藤聖子
この娘のどこがパワハラなん?
無茶苦茶しっかりしてて優しいやん
って思ってしまうのは私だけ?
芯がしっかりしてるのはかなり魅力的です。
多少言動が荒かったり、Sッ気があるのはこの際スルーです。
➂源誠二
相手の心の内に入り込むのを得意としてますが、
それ以外はダメと、落第生扱いの人。
ですが、最後の方で後輩の致命的な失敗に
ガツンと苦言を刺したところで評価アップ。
言いづらいことでもちゃんと言える人って
凄いと思います。
牧高さん、二度と同じ失敗はしないでしょう。
6)印象深いシーン
{netabare}
➀軽トラ荷台を見ないふり
もう噴くしかないやろ、こんなん。
毎回やたら「実在の団体と関係ない」を
強調するテロップはこの辺かな(笑
空気読まずに乗るように何度も誘う地元民に噴きますね。
➁フリと思ったらガチ自殺
事象がパターン化すると「はいまた」と
対応もパターン化するのも人間の良し悪し。
優秀な藤部長がパートナーでよかったですね。
➂交通事故現場のトラウマ
これもキツイ話でしたね。
こんなのを何度も潜り抜けてきた警察官の方には
頭が下がります。
➃連続婦女暴行事件
なんでこんなことやっちゃえる人がいるんだろうと
視聴しててきつかったです。
解決しても、取り戻せないものがある…。
だからこそやっちゃダメなんですよね。
男性・女性の差異というより、
出来ること・得意なことはそれぞれ異なりますので、
やっぱり協力しないとだめですよね。
{/netabare}