U さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
A. ネタバレ注意 – 寂しくなったら名前を呼んで
暁佳奈の小説を原作にしたアニメの外伝映画
<メモ>
映画館で観られなかったので、テレビで放送してくれてよかった!
期待以上の作品でした。
ヴァイオレットもテイラーのように親に捨てられたんだろうか?
それとも戦争で孤児になってしまったんだろうか?
ヴァイオレットにはギルベルトがいたように
捨て子のテイラーにはエイミーが寄り添うのだけど、
エイミーは食べることもままならない生活で共倒れていたかも知れないので
テイラーを手放して正解だとは思う、
けどその対価が自分の自由というのは切ない。
嫁ぎ先で不幸そうではなかったので安心しました。
感情がなく、人の機微が分からなかったヴァイオレットがイザベラの心を溶かす過程と、
初めての友達の依頼だから手紙の代金はいらないというのが良かった。
レビューアップに時間が空いてしまったのですが、
同じ空の下で、ヴァイオレットのように心を持たずに国が違うというだけで誰かを傷つけたり
テイラーのように親を探して泣いてる子がいるかもと思うと心が痛いです。
<主要登場人物>
・ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依
・クラウディア・ホッジンズ:子安武人
・ベネディクト・ブルー:内山昂輝
・イザベラ・ヨーク(エイミー・バートレット):寿美菜子
・テイラー・バートレット:悠木碧
<ストーリー>
郵便社で自動手記人形(ドール)として働くヴァイオレットはドロッセル王家の依頼を受け
ヨーク家の令嬢の教育係として全寮制の女学校に赴く。
イザベラお嬢様に3か月後のデビュタントまでに教養、礼儀作法とダンスを教えるのが依頼内容。
初めはヴァイオレットに距離を置いていたイザベラだったが少しずつヴァイオレットに心を許すようになる。
3か月後無事デビュタントを終えライデンに戻るヴァイオレットに
イザベラは自分の身の上話をする。
実はヨーク家で育ったわけではなく捨て子の少女と2人貧しい生活をしていたところに
父と名乗るヨーク家当主が迎えにきたのだが
食べることもままならない生活をしていたイザベラは
テイラーの命と幸せを守るため自分の自由と未来そしてエイミーという名前さえも捨てヨーク家に従ったのだった。
ヴァイオレットに勧められテイラーに手紙を書くイザベラ。それをベネディクトが孤児院まで届ける。
「あなたを守る魔法の言葉です エイミーそう唱えて」
数年後テイラーが郵便社に訪ねてくる、郵便配達員になって幸せを届けたいと。
そして、今度はテイラーがエイミーに宛てて手紙を書く。
が、女学校卒業後のイザベラの行方はヴァイオレットにも分からない。
手紙は無事イザベルの元に届けるられのだろうか?
21.11.5