「ヴァニタスの手記[カルテ](第2クール)(TVアニメ動画)」

総合得点
70.0
感想・評価
95
棚に入れた
401
ランキング
1668
★★★★☆ 3.6 (95)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.6

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ネタバレ

よ! さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

狂っているように見える人物が誰よりも正常

19話まで観賞。
個人的には二期で評価が上りました。
それはあるキャラクターの存在が大きかったです。
{netabare}
ヴァンピールを目の敵にし、根絶やしにしたい者、アストルフォ。その行為は主人公側目線では凶気としか思えない。何故ならヴァンピールなどと言っても、我々視聴者の目には、一部のキャラを除いて大半は、人格的には普通の人間と大差無いと映っているのだから。
でも、その凶気には理由があり、彼はただ狂っているのではなく、そうなるしか生きる道が無かった。ただ狂っているように見えて、自分の愚かさから皆殺しにされた家族に常に懺悔し、自責の念に苛まされ誰よりも苦しんでいた。
うーん、考えさせられます。
自分はこういった物語から、自分には無かった考え方、自分には無かった視点というものに気付かされた時、面白いと感じます。
ヴァニタスに煽られて怒り狂っていた時の彼の反応は、その時の私の目には、いけ好かない殺戮者が自尊心を傷つけられて怒っているように見えていましたが、そうではなかった。
何故なら彼にはそのようなコネとなる家族は皆殺しにされ、既に居なかったのだから。
あの場面で私に見えていたもの、彼の過去を知ってから見えてきたもの、全然違います。
最初に感じた印象、イメージというものに支配されてはいけないという教訓を得た気分。
現実には見たまんま、ということの方が多いし、こんなことは現実で起こるような世の中ではないのですが。ロシアがウクライナへと侵攻している今、彼の地ではそれに近い事が起きているかもしれません。起きてないかもしれません。{/netabare}
他はまあ、人物の立ち位置がだいぶ明確になってきて、朧げだったストーリーの輪郭がちょっぴり見えて来ました。
とりあえずこいつら何か争ってるけど、何で争ってんの?から、何か知らんけど、争うように仕向けてる奴らが居るのは薄々見えてたけど、その黒幕あいつでしょ、に変わって来ました。
キャラ的には、ヴァニタスってただの変人だと思ってたけど、割と苦労して来たんだね、と。これはまあ予想通りですよね(笑)
ジャンヌは、ヴァニタスに惚れてる自分にいつ気付くの?やっと気付いたね、で予想通り(笑)
主要人物の流れ的にはあんま意外性無いですけど、まあこんなもんでしょう。王道は好まれやすい。
炭治郎の中の人っていつでも凄いよね、でレビュー締めようかなと。

投稿 : 2022/03/03
閲覧 : 183
サンキュー:

2

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