どどる さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
キャラ軸コメディ
一見すると破壊的なキャラで笑いを取るギャグに見えもする作風。
その実態は現代型のキャラ軸コメディ。
顔芸、時事ネタ、一発芸的な笑いはほぼ無く、このキャラクターたちならこういう反応をするかな、というタイプの面白さ。
過剰に見える部分も、いわばドラえもんの「地球破壊爆弾」みたいなもので、そのキャラクターだからこそ飛び出し得る素材にちゃんと収まっている。
良い話の部分も、キャラクターに密着したドラマが展開される。
流れにも無理がない。
涙腺刺激系で苦虫を噛み潰してしまいがちな私でも、押しつけがましさを感じない。
最終話の、
{netabare}
死んでしまったお母さんの大事な思い出の部屋に勝手に入られて怒っているのではなく、お母さんの部屋を誰かが踏み荒らしたことに怒りを感じなかった自分がイヤだった。
それでやつあたりしてしまった、というのは人間味のかたまり。
{/netabare}
そしてなにより、ミーシャちゃんの小学生感がとっても良い。
とんでもメイドにさっと出てくる強い態度も、コメディの文脈というだけでなく、小学生らしい自然な無礼さ、率直なわがままさを感じさせる。
服装が活動的なのも良い。
短めワンピースにスパッツ。
そういうのなんですよ。