名前を入力してくださ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
μ‘sのヘリテージ
Eテレ夕方放映とかいう、完全に年齢層を下げて勝負に出てきた新シリーズ。そういえばパッションのあいつらも「プリキュアか?」っていうデザインだったし。
原点回帰でしょうか。5人体制となるなど、全く新しいものを創ろうという気概を感じる。とはいえ、μ’sがこれまでに残したモノを、大事なところはしっかりと継承しようとしている。例えばラブライブ!には欠かせない必須概念である「羽」とか。(逆にシリーズ系統の異なる虹ヶ咲ではそれらの演出はされないなど、線引きがしっかりなされています。)
先代のことは決して明示的には語ってくれません。「廃校救った学校がいくつかあるらしい」とか。それもう言っちゃってますけども。ただ、5人揃ったときに可可が「これがやりたかった」といってピースを差し出す=μ’sが始めたあの掛け声が今やスタンダードになっているという意味に取れます。エモい。
OPは『それ僕』と同じFキー、EDはラブピと同じEmキー。EDが良いですね。爽やかな余韻を残してくれます。
穂乃果と千歌は自らで動き創りだす主導型に対して、かのんは可可たちの助けによって自己の力を高めていく消極型。この構図はμ‘s1年生組に近いものがある(Liella!が一年生で構成されているから?)。
虹ヶ咲ほどでは無かったが、演出が素晴らしかったです。「かのんちゃん1人で歌えるよね」→ちーちゃんの差し出したたこ焼きが5つ連なっている→可可が一つだけほうばって悶絶の流れ。天才か?(5人から急に1人にさせるのはまずい、の暗示...)
キャラは先代を色々混ぜたためか既視感の塊...ですが大半は過去の一年生組の要素が多く残っていますね。特にすみれ回は、まきりんぱな回らしさが...!そうそう、ラブライブ!はこうでないと!思わずフラッシュバックしてしまいました。(楽曲も凛の持ち歌ならぬ持ち“リズム”であるシャッフル調でしたね)
・可可→花陽+凛+かすみ 今回の生えてくる要員
・すみれ→色々と矢澤パイセンでした。宇宙No.1アイドル、もといギャラクシー!。ヨハネっぽさもあったね
・ちーちゃん→ことり こいつも...生えてきたか
・恋→思い浮かべてください、歴代生徒会長と敬語キャラを...
8話は結構適当なシナリオでしたが、制作陣も「もうこのくだりよくね?」って思ったのかも。あと、ライブシーンは安定してましたがなにかインパクトが薄く、楽曲も全く覚えてないです。攻めた曲が無いというか...(ごめんなさい) ですが、初めての方へのラブライブ!入門には問題のない完成度だと思います。可可の帰れLINEやすみれの妹など裏事情が謎だらけな終わり方だったので2期に期待。