北山アキ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:今観てる
タイトルなし
7話まで観て
今季「平家物語」に次いで好き。
作劇が良いのが、これまで観た中国アニメと違うところ。
(個人的に設定の緻密さは物語の必須条件とは思わないんで)
OPでクレジットされているようにbilibili動画制作。
36Kr×himalayaの「5分でわかる深層チャイナ・イノベーション」(番組はもう打ち切られた)で、中国のオタクコミュニティから発展した動画配信プラットフォームみたいに紹介されてた。ビリビリはレールガン由来。
bilibiliにもテンセントやアリババの資本は入っているけど(ソニーも)、彼らはあらゆるところに参画しているから、テンセントのアニメという見方は違うだろう。
中国もハードパワーだけでなくソフトパワーも高めて行く段階。
中国政府の対プラットフォーマー政策は、野放図に成長・巨大化したのを見届けて、去年から適正化(規制化)ステージ入り。
独占規制はソフトパワー育成政策としても理に適うところ。
一発当てれば、コンテンツを求める世界中のプラットフォーマーから資金が流れ込むだろう。
作劇が良くなれば、中国系プレーヤーも多様化、強大化する。(別に国籍は関係ないけど、やはり中国系プラットフォーマーが資金の供給源になるから)
「時光代理人」によって、時代から想定されるそんな大状況が現実化する未来が見えてきたなと思う。半信半疑だった人たちにも。
中国人や中国政府に受け入れられるコンテンツ制作も必要になるだろうけど。