take_0(ゼロ) さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
クオリティは言うまでも無し!
物語はワンエピソードとしては、少し短く感じた。
全11話。
もっとも、短く感じたというのはスピード感と展開が良くてそう感じたのと、もう少し長く観たかったな、という個人的な欲求かもしれない。
現実問題として、このクオリティで話数を伸ばすのはメタな話として、なかなかに酷なものかもしれない。
制作する側はさぞかしご苦労をされたと思います、けど素晴しいお仕事をされたと思います。
少々、煙たいお話も聞こえて来たりもしますが、
願わくば、金銭的にも適切な対価を得られますよう、祈念いたします。
次のシリーズの制作についても告知があったようですが、高いクオリティを基準、あるいは期待をされると思います。
どうぞ、頑張ってください。
そして、楽しみにしているファンは制作が続けられるよう、いろいろな意味で応援したいと思いますね。
あいかわらず、網羅的に評価をするつもりはないので、印象に残った点をいくつか。
まずは、作画の密度の高さ。
これは、素晴らしいものでした。
そして、燃える炎や斬撃の効果の演出が素晴らしかった。
私の好みwでした。
それから、沢城みゆきさんの堕姫。
思った以上によかったです。
聴いて直ぐに沢城さんだとわかるものの、場面場面での表現が素晴らしかった。
妖艶さや、タカビーさ、ムカッと来る腹立たしさ、幼さ、ちょっとした愛らしさなどなど、さすがの表現力でした。
キャストが決まった際に堕姫役は沢城さんなどと、ネット記事に出ていた事を思い出しました。
プレッシャーもあったんじゃないかなぁ、ベテランだからそんなこともないんかなぁ、なんて邪推をしてしまいます。
それと、他の方々も言っておられるように、
妓夫太郎と堕姫、炭治郎と禰豆子の対比ですねぇ。
これは、本当に辛く哀しい対比です。
本質的な兄妹の思いは変わらないのに、環境と運と・・・諸々が違うだけで、こうなってしまった・・・。
何なら、炭治郎と禰豆子だって、事ここにいたっては幸せに、順風満帆に過ごしてきたわけではない。
観ている視聴者としては、誰が悪い訳でもない、仕方がない・・・と・・・、
しかし、やってきたことは許すわけにはいかない・・・と。
炭治郎が感じたのと同様の思いを共有することになったでしょう。
最後の最後にともに業火の方へ進んでいく・・・。
私には、その姿を見て、兄妹、一緒にいけて良かったとはとても思えませんでした。
願わくば、またの機会にまた兄妹で・・・と祈るのみでした。
視聴し終えたばかりなので、少々、おセンチになってしまいましたかw。
音楽も素晴らしかったですね。
今作はOP/EDも平均して良い楽曲だったと思いました。
ゴージャスな始まりのOPは一瞬背景が大都会かベガスのようにも見え、妻をはべらした天元の派手さと相まって凄かったですw
EDも毎回楽しみに最後まで聴いて(観て)いました。
この令和の時代に、
作品内の表現等でアレやコレや言われることもあったかと思いますが、頑張って表現をされていたと思います。
ある意味、現時点でのできうる限りの表現をし、その表現を最高レベルの表現力で具現化した作品だと思います。
私も、もう少しして落ち着いたら、今一度、見返してみたいと思っています。
機会がありましたら、前作、前々作、映画等も含めてご覧くださいませ。
あと・・・炭次郎をおんぶしている禰豆子かわゆすw。