U さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
C. ネタバレ注意 – 狸鍋
森見登美彦の小説のアニメ化 (キャラクター原案 久米田康治)
制作:P.A.WORKS 2013年夏アニメ
京都を舞台にした人間に化けた狸が主役のファンタジー
<メモ>
コメディということでしたが、笑いどころは分かりませんでした。
前半は狸たちが人間の姿で暮らす日常、
後半に描かれた偽右衛門(にせえもん・狸の頭領)の座を巡る争いと
狸鍋にされそうになった家族の奪還が面白かったです。
下鴨家からすると
総一郎を捕まえる協力をして、狸鍋にして食べてしまった弁天は仇だと思うのですが怒りを向けないのが不思議。
「狸である限り鍋にされても仕方なし」と思っているようですが
家族愛がテーマなのか宿命には逆らえないと言いたいのか?
家族が人間に食べられても「面白きことは良き事なり」って家訓は変わらないのかな。
夷川家は偽電気ブランを売っているようですが下鴨家の資金源は?
<主要登場人物>
下鴨家 下鴨神社で暮らす狸
・矢三郎:櫻井孝宏 「阿呆さ」
・矢一郎:諏訪部順一 「責任感」真面目な性格
・矢二郎:吉野裕行 「呑気さ」偽叡山電車に化ける
・矢四郎:中原麻衣 「純真さ」指から電気を発することができる
・母/桃仙:井上喜久子
・父/総一郎:石原凡
夷川家 偽電気ブランを製造
・夷川 早雲:飛田展男 下鴨総一郎の実弟
・海星:佐倉綾音 早雲の娘 矢三郎の元許嫁
他
・赤玉先生(如意ヶ嶽薬師坊):梅津秀行 天狗
・弁天(鈴木 聡美):能登麻美子 天狗の術が使える人間
<ストーリー>
京都では人間に化けて狸や天狗が市井で暮らしている。
京都下鴨神社に居を構える狸の名門下鴨家。
当主の下鴨総一郎は狸界の頭領「偽右衛門」でもあったが
「金曜倶楽部」に捕まり狸鍋にされ食べられてしまった。
「金曜倶楽部」とは7人の人間が七福神の名前で呼びあう秘密結社。
毎年忘年会で狸鍋を食べることにしている。
下鴨総一郎の残された家族は妻と4人の息子。
長男、父の後をついで「偽右衛門」になるべく叔父の夷川家と争う。
次男、父が狸鍋になったのは最後に会っていた自分のせいだと責任を感じ蛙に化けて古井戸でひっそりと暮らす。
三男、気ままに暮らしながら師匠でもある飛べなくなった天狗の赤玉先生の面倒を見ている。
四男、夷川の偽電気ブランの工場で働いている。
次期「偽右衛門」の選出を巡り夷川早雲の下鴨一家に対する嫌がらせが激化し矢一郎が鍋の具にされそうになる。
一方、矢三郎は海星から総一郎が鍋になった経緯を知ることになる。
矢三郎は無事兄を救出できるのか?
21.10.31