ハウトゥーバトル さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
どこまで執事
この話はイギリス女王の番犬の話
一応主人公は黒執事ではなく、黒執事の主人です
ショタ主人&年上執事がメインですので腐女子が好きそうだなと思いながら見てました。
時代設定としては19世紀のイギリス、アヘン戦争後ぐらいですね
しかし物語の出来事は実在したり、しなかったりするので、はたまた実在しなかったりするので「19世紀のイギリス最高!!!」とか「エリザベス女王万歳!!!」とか、そういうのを求める方はお帰りください。
基本的に「物語を全面にだす」というより「主人公がその事実に対してどういう受け止めをするのか」の方に重点を置いているので、ミステリーや猟奇サスペンスというより一人の人間に焦点をあてたヒューマンドラマ的な感じになってます。(ドラマはみたことないのですが。)
とはいえ、殺人は起こりますし、ちょっとだけグロテスクちっくな部分が存在しないこともないので、「殺人ってきもちいいいい!!!!」という殺人鬼の皆様にはオススメ出来るかもしれません。
個人的には面白いとは感じませんでした。
別につまらなくはないのです。{netabare}少年が自分の存在意義を勝手に定義つけることで、虚栄をつかみ取り、自分の無力さを本能的に否定したかった。でも自分の弱さと自分のつまらなさを自覚し、復讐を果たしたため、過去の生を感じながら死んでいった。{/netabare}というのは割と良かったのですが、肝心な黒執事の存在が微妙でした。あの黒執事が違かったら私の好きな作品になりえたかもしれませんが、これでは{netabare}主人公を煽るただの強い人{/netabare}です(個人的印象)。メインの執事が微妙ですし、展開もそこまで動いているわけでもなく、2クールの満足は得られたかと問われると返答に困ってしまいます。
監督は篠原俊哉さん。
シリーズ構成は岡田麿里さん。とらドラの方ですね
キャラデザは芝美奈子さん。レンタルマギカの方ですね
劇伴は岩崎琢さん。グレンラガンの方ですね
アニメ制作はA-1Picturesさん。かんなぎの方ですね
作画は良く、戦闘シーンももちろんのことながら、他の描写も上手く表していたように思えます。
声優も良く、キャラが上手く反映さていたと思います
誰が死を望んでいたのか
ということです。