カミタマン さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ホイミ → ベホイミ 派です
2022/02/19 投稿
「世界最高の暗殺者」が良かったので
同じ原作者と言うことで視聴
エロアニメらしい
評価は分かれていますね,否定的な感想が多めの印象
酷評前提で視聴開始(笑)
予想外の胸くそ展開にイライラ^^;
ああ,やっぱりエロね!なんか予想以上に隠しているw
むしろ一般作品(一般作品ですw)より隠れていてある意味良心的?
ただ,暴力と性に関する状況設定はぶっ飛んでいるというか,道徳とかモラルとかとは無縁の世界。
で,思ったんですが異世界が多すぎて近頃余り意識しなくなっているのですが,この作品異世界設定です。
異世界じゃ無くても我々と全く異なる価値観を有する人たちなんて世界中に溢れているくらいです。
ケヤルなんて転生組じゃ無く,異世界ネイティブです。我々と全く異なる価値観を有する方が自然です。
文明レベルから察するに,娯楽的なものは少ない世界のようです。
そうすると娯楽は当然性的な方向に・・・
実際作中でケヤルが「旅での楽しみは性行為だ」的な発言をしていますし,フレイアとセツナもそれに対して賛同する場面がありました。一夫多妻的な面もそれなりの経済力を有する男に複数の妻が存在することは取り立てて珍しいことではありません。
人権感覚の低さや残虐性も現在の我々が暮らす世界でも地域によってはもっとひどい所も残念ながら少なくありません。
したがって復讐に関しては,フレアの命を奪わなかったのは意外にも優しいとも思えます。そこから推測すると,ケヤルはフレアに対して恋愛感情または性的な対象としての欲求をもっていたのかと思います。フレアは復讐の対象では無く征服の対象だったのでしょう。
この作品,ちょっと見る角度を変えれば,異世界の価値観に正面から向き合った意欲作と捉えることもできるかも知れません。
さて,ここから真剣にこの作品の「エロ」に向き合いたいと思います。
その前に,立ち位置として自分はアニメにエロは必要ないというか無い方がいいと言う考えです。
{netabare}アニメに関しては「反エロ」ですがエロ自体は否定しません。ちなみに,自分のTOP画像がピカソ(変更が反映されずムンクで表示されているかも・・・)ならば,トップ画像を注視するとピカソが描いたエロの一端が見えてくるかも?{/netabare}
今回は「エロ」を正面に出している作品なのでこちらも正面から考えたいと思います。
以下18才未満閲覧禁止
大切なことなので2回言います
以下18才未満閲覧禁止
{netabare}
実は自分は配信なので「やり直しVer.」の方を視聴しました。
しかし,想像以上に隠すところは隠していました。それこそ一般作品以上にw(だから一般作品だってば!)←自分でツッコミを入れる心の声が(笑)
どうやら,「テレビ放送Ver.」はもっと抑えられているとか!もはやエロアニメの「皮を被った」(←変な想像禁止w)一般アニメでは?(くどいようですが一般アニメです)
ところで,さらに「完全≪回復≫ver.」なるものが存在するとか!
部分的にですがネット上に存在しました。スペイン語字幕付きの「完全≪回復≫ver.」
胸は頂まで描いてありました。下は海外仕様にもかかわらず描いていませんでした。そういった意味で紛れもなく一般アニメと言うことが確認できました。
もう少し突っ込むと,この作品胸の形が余り綺麗とは言えないように感じました。
単純に大きくしとけばいいや的なやっつけ仕事観が・・・どうせならそこはこだわって欲しかった,というかそこに異常なくらい情熱を傾けていたらそれはそれで,痛快というか・・・w
昔,浮世絵師は春画を依頼されて一流と言われたとか(何かの本で見た記憶でホントかどうかは知りません・・・^^;)たぶん,絵としての「エロ」はなかなか高度な技術と経験(←なんの経験だw?)が必要なのでは無いかと思います。
というわけで,本作はエロアニメとしては不完全なものでした(一般作です。)
{/netabare}
むしろ,問題はこの作品が一般作だという所かと思います。
AT-Xはまだいいとして,深夜帯とは言えTOKYO-MX,KBS京都,サンテレビ,BS11などで放送された点です。とりあえず偽りの「エロ」看板で客を引き,著しく異世界倫理に基づいた世界観を見せる。隠されたエロをえさに,「やり直しVer.」と言う名で円盤を売ろうとする。利益を上げるための手法なのでしょうが,企業倫理的にはいかがなものかと思います。
作品展開の在り方を考慮して評価は辛口ですが,実は作品としては結構興味深く見ましたf^^;