xwTza00790 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
里志が好きくない
全体的には良くまとまった俺には少し難しい良いアニメだと思います。
このアニメを見て一番気になったのが、「期待していた」という言葉に関して解釈したデータベースという位置にいる福部里志の言い回し。
このアニメの内容というよりも、この里志というキャラが作者本人の投影した自分自身なのではないかと思うくらい、「期待していた」ということに関して力説している。
作品としてみるのであればよくない。
多分物書きとしての結果なのだろう。
拘りというのは拘れば拘るほど面白いと個人的には思うが、その分拘り抜いた結果その境地に立つ人は少ない。結果理解は得られないんじゃないかな。
人間はいろんな要素から相手を判断してると思うんだけど、大部分は見た目だと思います。もっと具体的なエピソードでもあれば違うんだろうけど、中身なんて中々一人一人知りえないから、谷というキャラに対してあそこまで毛嫌いする里志の方が個人的ではあるが理解に苦しんでしまう。
単に嫌と言えない里志が男らしくないなと。
人は相手の気持ちを察することくらいしかできないし、それはもちろん100%ではないし、言わないと相手が理解できないことなんて当然のようにあるわけで…。角が立つかもしれないので避けている里志はその人間関係でリスク回避を選択しているともいえるのに、それに対して言い訳するんだなーと。
ということを俺も氷菓しときます。