エイ8 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
古きよき(?)昭和の(??)原風景(???)
『プラネテス』(ΠΛΑΝΗΤΕΣ, PLANETES)は、幸村誠による日本の漫画。また、それを原作にした谷口悟朗監督のテレビアニメ(wikipedia)
(しょっぱなから最終回に触れた内容になってますので、まだ未視聴の方はご注意を。)
{netabare}この作品の内容をかいつまんで説明すると、主人公の星野八郎太(ハチマチ)が後輩で若い女子の田名部愛(タナベ)となんやかんやありながらイイカンジになり孕ませた挙句自身はそのまま超長期(7年)の宇宙出張に出かけ、仕事をあきらめ身重の「嫁」となった彼女をそのまま自分ちの実家で姑やその家族と一緒に生活させるという今ならポリ〇レ案件まったなしの昭和的ハッピーエンドストーリー。
いやその解釈はいくらなんでも悪意ありすぎと言われるかもしれませんが、過去に自分が見たときはマジでそう思ったのです。プロポーズと最後の音楽自体は感動的だったのですが、このオチ自体はまるで戦時中みたいな感じがしてちょっと引きました。
当時の感覚としては少数派だったかもしれませんが、今だとどうなることやら。そういえば最近の再放送でこの作品の宇宙設定をめぐって一悶着あったみたいですけど、今度は逆の流れになりはしないかと心配でなりません。果たしてSNS界隈が最終回でどのような反応を示すのでありましょうか。
と、すごく根性悪いことばかり言ってますがアニメ自体としてはその「なんやかんや」の部分がメインなわけでして、まあそれなりに面白いことには違いありません。だからこそ自分もその後原作を買ったのですが……いやもうほんと別物です。
自分としては後から手に取った原作の方が面白かったので何でこんなに変えたんだよと正直最初は思ったわけですが、アニメがちゃんと原作の宣伝広告として働いたという意味でも谷口監督はちゃんと仕事をしたと言って良いのだと思います。
ちなみにその「なんやかんや」の内容自体はもうほとんど覚えてないので他の方のレビューをどうぞ。{/netabare}