九会 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
超人異能忍者バトル&ラブロマンス
原作は漫画で山田風太郎の「甲賀忍法帖」リメイク作品。一時期ネットミームにもなったバジリスクタイムはこの作品のパチンコ演出由来。
作品のあらすじとしては、徳川が跡取りを決める政の道具として伊賀忍者と甲賀忍者を利用し、彼らに10VS10の忍法勝負 もとい殺し合いを強いる。そんな中それぞれの陣営の若であり恋仲でもある主人公とヒロインが巻き込まれていくというもの。
絵柄の癖は強くかなり昔の作品ですが、忍者の超人&異能バトルは見応えがあり、殺し合いという事で早々と退場するキャラも少なくないですが、退場した後もそれを取り巻く関係がきちんと描かれているため捨てキャラが殆どいません。その他にもくノ一の妖艶さや巨悪の存在なども作品の魅力に繋がっていると思います。主人公である弦之介とヒロインの朧のロミオとジュリエットのような恋の行方がどうなるかも視聴していた際には目が離せませんでした。
曲に関してですが、OPの「甲賀忍法帖」は戦いと恋の激しさや切なさが混じった曲で作中の雰囲気にあったぴったりな曲だと思います。DAMで歌うと本編映像が流れる曲でもあるので本編を見終えた後にカラオケで歌うとしんみりするかも。
流血描写や多少のセクシーシーンもあるのでその辺が苦手でない方であればバトル作品としても人間ドラマとしてもオススメしたい作品です。