徳寿丸 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
そっちのかげきか
原作未読(2022.2)
歌劇学校へ入学した未来のスターを夢見る少女達の熱く可憐な物語。
宝塚歌劇団には全く興味ないのですが、実は人生で1度だけ舞台を生で鑑賞した事があるのです。多分もう二度とないでしょうね。
何故、鑑賞したかというと、実は中学の修学旅行が京都・奈良だったのですがなんと運悪く、その年は京都市と有名寺院の拝観料を巡るいざこざが表面化し、毎年のお約束コースが巡れなくなってしまったのです(涙)。
多分それで先生方が苦肉の策で宝塚をコースに入れたんだと思われます。でもね、中坊で宝塚歌劇団に興味ある男子ってどれだけいますかね?女子なら親の影響とかで多少いたかも知れませんが、ド田舎中学で果たして・・・。
でも、自分としては結局その旅行で一番インパクトあったのはこの宝塚でした。当然、トップ組の舞台じゃなかったと思いますが、未だに最後の「レビューそれは愛のシンフォニー」という歌は鮮明に覚えてます。美しいとかじゃなくすげえなって印象で近くの席のおば様たちが拍手して盛り上がってたのをこちらもすげぁなと。
さて、作品としては一際目立つ主人公を中心に主要キャラの面々のここまでの回想やバックボーンを織り交ぜながら学校生活を描いています。作りも丁寧で色使い、表情なども好感を持てる雰囲気でした。勝手な想像ですが、作中のオーディションとかは声優さんならリアルな話で日頃仲の良い友人であっても役を取り合うライバルという点で多少シンクロする部分はあるんじゃないかと感じました。また、双子姉妹も声優さんが実際の双子?でされているしそういう部分も作品にフィクションだけではないリアルな雰囲気を醸し出していたのではないかと思います。
そういった部分もありちょっと続きが気になりますね。
私のツボ:上坂さんの委員長