テナ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
冒険と成長
私が子供の頃に見ていたアニメですね。
最近、懐かしくて見返してみました。
物語は7人の子供達がデジタルワールドに飛ばされて、その世界の生物、デジタルモンスターと冒険する事になるってお話です。
子供心にある冒険心
幼い頃に探検をした事はありませんか?
少し離れた隣町、近所の裏山、廃墟、子供の頃にした探検のワクワクや不思議さを思い出す事がたまにあるそんな作品の雰囲気です。
例えば、道中彼等が見つけた沢山の電話BOXですが、最初に疑問が生まれます。
何故、浜辺に沢山の電話BOX?
次は電話をかけると、女性の音声で時報が流れますが、言ってる事がめちゃくちゃでした。
次に感じるのが不気味さです。
私は子供の頃にこのシーンが凄く不気味に見えたのを覚えています。
他にも、次に見つけた湖の真ん中に置かれた電車が1台ありました。
ここで、感じるのが、安心感と興味津々です。
安心感は建物中で休める。
興味津々は何があるのだろう?とかでしょうか?
そんな冒険心を擽る演出が割と当時も面白かった気がします。
次は、デジモンについて少し。
可愛いのからカッコイイのから変なのから沢山いますww
でも、子供達のデジモンは中々個性的でどれも素敵ですw
ただ、進化へのワクワク感はありません(*꒪꒫꒪)
何故なら、OPとEDで進化した姿が1話から登場されて居て誰が誰に進化するのか丸分かりだからですw
でも、子供の頃はネタバレとか気にしないで毎週楽しく見てました。
子供って本当に純真な目で物を見てるって事が自分が大人になってみてると感じますね。
戦闘シーンは基本は2パターンです。
圧勝か完敗の二択が基本です。
初進化は基本は圧勝か時々敵の足止め成功で2回目以降からは殆ど完敗してるイメージですね……別のデジモンが進化して逆転とか。
戦いは単調で殆ど数手で終了……
今だと迫力とか激戦や熱戦のアニメが殆どだけど……子供の頃は、これがもっと長く感じていた気がしてましたが、改めて観ると戦闘な短めですねw
後、天使系が基本強すぎるw
エンジェモン、エンジェウーモン、ホーリーエンジェモン、他のデジモンが攻撃しても余裕ぶったBOSSでしたが、天使系が一撃食らわすと、派手に苦しんだり、天使系を見ると少しビビるBOSSデジモンがまた面白いww
後、アニメでは究極体が2体しかならずウォーグレイモンとメタルガルルモンですね。
当時は他のデジモンも究極体になると思ってたから……ならなかったのは当時も残念でした。
数年前の映画では他も究極体になりましたが、アニメ見てた頃に当時進化させて欲しかったなぁ〜とw
あと、ラストのBOSSのデジモンですが……呆気ないですね……
子供達が本当の意味で成長したって証なんでしょうけど……本当に呆気ないですw
最後には全体的な物語と演出ですが、BGMの使い方が凄くよかったです。
冒険に必ずある楽しさや不気味さがよく表現されてました。
物語はテンポは割と早めです。
戦闘もササッと終了するし謎が出来ても直ぐに解明されたりと、あまり謎を深めすぎて少しづつ明かすよりも、直ぐに解答を出す方が子供が見てわかりやすいとされてたのかもしれません。
冒険の中で彼らは沢山の出会いをします。
その中で時には喧嘩をしてぶつかったり、バラバラになったり、それでも助け合い成長して行きます。
最後には今まで出会ったデジモン達が沢山死んでしまいます。
それでも、彼らの託してくれた気持ちがあり、彼らの気持ちに答える為に戦う決意をする。
冒険とは沢山の事を与えてくれます。
経験、絆、想い出、幸せ、成長、出会い、勇気……
勿論、プラスだけではありません。
別れ、悲しみ、痛み、苦しみ、恐怖……
それでも、冒険する意味は確かにあって。
そうした事を経験し乗り越えるから成長出来る部分ってのは確かにあるのです。
だから、冒険はワクワクする。
そんなアニメです。