take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作初掲載から知ってる、楽しみにしていた作品。
この作品は掲載誌は違えども「聲の形」と同じようなパターンで、読切作品の掲載後、連載が開始された作品と記憶している。
ちなみに「聲の形」週刊マガジンで「古見さん~」週刊サンデーですね。
読切時から、主人公の「古見さん」が魅力的に見えていたのを覚えています。
連載になってからも観ていました。
結構好きな作品だったので、楽しんで拝見していました。
で、当然のことながらアニメ化の報を聞いて楽しみにしていました。
実は、私個人の思いとしては「いつかアニメ化するんだろうなー」という思いと、「いやまて、コミュ障ってある意味デリケートだぞ、特に昨今は・・・」という思いがバトルしていたんですよ。
ほら、障害ってなると・・・、ね、色々と正義の味方が出てきそうじゃないですか。
・・・でも“障”じゃなくて“症”でした。
そういう「症状(傾向)」が一時的にあるってだけでした。
自分で好きな作品と言っておきながら、イメージでそんな誤解をしていました。
先入観って恐ろしいです、少々、反省をしてしまいました。
(ちなみに、どちらがどうという思いでの記述ではありません、誤解なきよう、悪しからず)
物語は原作どおりの展開で、私の好きな友達(仲間)を増やしていくパターンなので、大好きな展開ですね。
その増えていく友達っていうのが個性的でネタの一つにもなっているのです。
だいたいは、お名前と傾向が一致しているのでわかりやすいですけどね。
そんな中で、主人公の古見さんお相手の只野君とのちょっとイイ感じも進行していきます。
原作を知っているので・・・なのですが、ここまでにしておきます。
ただ、感想で他の方も書かれていましたが、意外と古見さんが「かわいらしくないw」。
もちろん、色々と魅力的なキャラクターであるのは間違いないのですが、「ほー、こんな風になっちゃうんだー」というのがカワイイ部門での私の感想でした。
デフォルメ表記も、ねこみみピョコンも「フンス!」もそんな印象でした。
なんでかなー。
あと、もう気持ち多くしゃべっても良かったかなぁ、とも。
私的に楽しく観れた、お気に入りの個性派キャラさんは・・・、
長名なじみ:
コミュ力おばけ、コミュ力モンスターの実力をいかんなく発揮。男性とも女性ともつかないような声質も個性的で面白かった。
設定からしてこの点は「謎」らしい・・・w
ちょっと、ウザやかましく感じるときもあったけど、このノリはスゴイw。
上理卑美子:
意外と地味キャラだったような気がしていたけれど、声のせいか思った以上にキャラ立ちしていてびっくり。
舌足らずな物言いも楽しかった。
正に「犬系」。
尾根峰ねね/尾鶏かえで:
尾根峰さんは意外といい人、何気に一番先に古見さんと只野くんの空気を読んだ人。
尾鶏さんは、古見さんと相性がよさそう。私的にも好きなキャラになりましたw。
この二人はセットかな~。
古見秀子:
古見ママ。
ある意味、なじみと勝負できそうなレベルで高コミュ力、ノリの良さ。
かな~。
まぁ、今後もたくさん個性的なキャラが出てくると思うので、幅はどんどん広がるでしょうけどね。
作画面では、特に悪い点は見受けられなかったですね~。
とても丁寧に、なんなら気合を入れて作られている印象を受けました。
好きな原作を丁寧に作ってもらうのは素直に嬉しいです。
音楽は~。
OP/EDともよかったですね。
OPはいかにも青春っぽい香りがしました。バックの作画も良く、楽しそう。ちょっとわたせせいぞうチックな色使いも素敵でした。
EDも落ち着いた感じで好きでした。
あと、今作品は古見さんの頑張ったシーンで流れるBGMも印象的でした。
ちょっと、気になる点も書いてしまいましたが、
作品としてはしっかりとしていて、安心して観れました。
既に2期も決まっているようですし(というか、最初から想定されていたようですね)、今後も楽しみです。
古見さんの雰囲気にじれったい、イジイジした感じを持たれた方も、そろそろ色々とこなれてきているので、2期に期待してもいいのではないかと思います。
古見さんももう少しだけ、頑張って、色々と表現、発信してくれるでしょう。
私的には「カワイイ部門」のパワーアップも期待したいところです。
この作品は「ひとクセ」はあるかもしれませんが、丁寧につくっている作品だと思います。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。