螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
話題にはなっていないが、伝説級のクソアニメだと思う。
テニスの王子様、桜蘭高校ホスト部にバナナフィッシュ、スケートリーディングスターズ、ハイキュー!!など、気に入れば女性向けでも普通にキャラクターやストーリーに魅力を感じて観ることができますが、これは明らかにダメなやつ。全ての要素が微妙で中途半端。設定はキャプテン翼やイナイレ、テニプリ、ハイキューなどの寄せ集めの域を出ないし、セレプロみたいに終始無駄にギスギスしていて気が滅入る。特に自己中キャラなんて一応は連携しようと努力していたハイキューの影山と違って全く良さを感じられない。先輩に言われてようやくその気になるとか……。
作画もやや酷め。目玉のはずの必殺技の描写も中途半端でかっこよくもないし、テニプリやイナイレと違ってネタにもならない虚無に成り果てています。
声優もアーマやクッキー⭐︎並みに酷く、こちらの評価もダメですね。
一方で曲はそれなりですが、他が酷いのでこれだけでフォローするには厳しいです。
総評して、スポーツものの中では飛び抜けてつまらない部類に入るので、原作ファンでもない限りは他作品を観ることを薦めます。
5話
榊の掘り下げに尺使い過ぎです。偽ギルガメッシュがそのせいでろくに掘り下げられずに仲間になってるし、5話にもなって榊と大和の関係は初期段階から全然進展無し。大和の憧れの選手である天王寺も出て来ましたが、ただでさえギスギスしてるのに冷たい性格のこいつのせいでさらに盛り下がる。こういう新しい起爆剤はせめて榊のことをどうにかしてから出して欲しい。1話からして下手な脚本なのに無理に同時並行にしようとしてマジでくだってる。榊が大和を認めるような仲になれば彼の最後の発言に説得力も出たのに……
6話
大和立ち直り回ですが、話はかなり酷め。榊がなんかツンデレ始めますが、大和のことを意識する描写が非常に少ないので唐突感が強いです。大和に関しても3話くらい費やしてなお台詞の解説ばかりで彼の父親の描写がふわふわしているので、イマイチ感情移入できない。後の試合のことを考えると正直6話で全部精算して問題無かった部分です。
前々からそうですがキャラクターの基盤となるバックボーンがまるで無いのが致命的で、既存作で培われたテンプレをなぞっているだけ。キャラクターにおいてこちらが好きになるだけの要素が欠落しています。セレプロとかおさまけ、アイチュウもそうですが、ガワがイケメンとか美少女なだけじゃやはり無理があります。
特に榊なんてほとんどが不快要素の塊で、あそこまで酷い言動や行動に同情できるだけのバックボーンが今のところ無いです。他のキャラを描かず、あそこまでワンマンプレーを長々と描くなら少しは彼の謎を明かしても良いでしょうに。
最後まで観て
榊の、パスできるかできないかの初歩的なことでウダウダやっている間に終わりました。なんじゃこりゃ。
このアニメの最大の欠点は、榊ばかりを描写して他をおざなりにした点。しかも榊にそれだけのことをするだけの価値が無いことも11話の描写で示してしまいました。榊が友人に見限られたのって普通に自業自得だし、あのクソみたいな性格がトラウマに関係ないってのを知って好感度が地に堕ちました。
カラオケシーンの大河が歌った、聴いた視聴者が3ターンでひんしになりそうなほろびのうたとか、試合よりも妙に作画の良い太鼓の達人とか、笑えるところはそれなりにはあったけど、全体を通せばメインとなる榊のせいで不快感の方が勝る出来だと思います。
ライバルも榊のくだらない描写に呑まれて魅力薄だし、試合もチーム内の内輪揉めが多過ぎて盛り上がらない。
良い点は少なくとも作中には皆無ですし、個人的にはチート魔術師にも劣るレベルなので誰にもおすすめはしないです。