TaXSe33187 さんの感想・評価
1.4
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
棒とかCGとかどころじゃない
今期筆頭と言っていいくらいのやべーやつ
キャストは棒だしCGは質感がヤバいしアニメパートは誇張なしの紙芝居
2.5次元とかなんとかの知名度有りきで作ったんだろうけど、舞台ファンもこの出来には逃げ出すレベルじゃないかな…
でもそういう「出来の悪さ」を一旦脇に置いてなおやべーと思わせるのが脚本
このタイミングで入る?みたいなとこで回想に入ったり、いつ戻ってきたの?みたいなタイミングで時系列が元に戻る
設定自体はファンタジーを混ぜた戦国モノって感じだから(一応)話にもついていけるけど、
この作品で本当にヤバいのは、普通のことやってるのに消化不良が募るこのシナリオだと思う
推敲をしていないのかと思えるレベルで、駆け出しのアマチュア作家くらいの質
このレベルまでいくと逆に愛せるので視聴は継続
ここまでくると実写パートはこの作品の場合唯一マシな部分かな…
最終話視聴
{netabare}つまりアーマってなんなんだよ……
回想の入れ方も演出の差し込み方も酷すぎて、起きた事柄はわかるのに何がしたいかイマイチ入ってこないままだった
「富士の龍脈を押さえる」って理由で最終決戦になったのはわかるし、アーマを使うのに龍脈が関わってるらしいのもわかる
けど龍脈ってそもそもなんなの?とかアーマって結局どういうものでどんなリスクがあるの?とかがフワッフワなまま
そのせいで話にはついていけてるのに何してんだかサッパリな気分になってしまう
元になった舞台であれば込み入った設定はあまり関係なく、主人公周辺の事情と最低限の情報だけでいい
舞台っていう「切り取られた空間」の中での出来事なら、そもそも細かい設定はノイズにしかならない
でもアニメにして、コンキスタドールだの日本中の霊脈だの言い出すなら規模感に合わせた設定は必要でしょ…
カット割りも結構ひどいし音量バランスもおかしいし声優の滑舌も甘いため、
最終決戦は何が起きてどんな必殺技を使ってるか終始曖昧なままだった
「え?うん…?」と頭に疑問を詰め込んでいる隙に決着がついてしまってなんとも言えない気分になる始末
すっごいザックリとした大筋だけなら、信長と雑賀衆が外国からの侵攻を阻止し、最後はそれぞれの立場に戻るって感じ
シンプルな展開をやってるのによく分からん設定とよく分からんCGとよく分からん棒演技が全体の理解を阻害している
特に必要ない風呂ノルマとかやるくらいなら自然な回想と設定語りの挿入を頑張ってほしかったかな…
{/netabare}
総評としては、まぁ期待通りの地雷
褒められる場所がOPEDにすらない徹底ぶりで、一周回って「蛍火くんのおゆうぎ会」くらいの目線までいくと割と笑える出来だった