徳寿丸 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
独特なキャラ解釈
原作未読(2022.1)
物語としては「神VS人間」のバトルモノ。
雰囲気やノリとしては「ドリフターズ」「バキ」「テラフォーマーズ」「アカギ」といった感じだろうか (あくまで私感)。
対戦中にそれぞれのキャラのバックボーンや、逸話、関わった事件、心理状態なんかを丁寧に説明してバトルに興を添え、バトルにつきものの「必殺技」の応酬で華を添える展開。世界中の神々や歴史上の英傑や偉人、凶悪犯が英霊の如く扱われる流れは今では使い倒された感があり目新しさはない。
この作品の注目すべきは、ワルキューレが何故人間側に立つのかという事とやはり、独特の神や人物のキャラ設定だと思う。
特に有名な人物は思わずツッコミを入れたくなる位独自な解釈だがそれが何とも面白い(無論、ねぇわと断じる事も可能だがそれではこの作品そのものを否定するようなものだと思うし勿体ない)。むしろ、バトルの行方以上に選定された人物がどんなキャラにされているかを楽しむ事が正しい見方なのではなかろうか?とさえ思えてくる。
まぁ、2期もあるようだし今後、どんなキャラ同士がバトルするのか楽しみでもある。
私のツボ:よく三國志キャラ一発目で入れたね、勇気あるわ(笑)
黒メガネ: {netabare}日本人は三國志大好き多いけど、武将を敬意をこめて「劉備玄徳」「関羽雲長」「諸葛亮孔明」等と日本的にフルネーム?で呼ぶ人いるけどこれ使うと逆にニワカ認定されるので注意。
これは「姓」+「名前」+「字」の並びで「字」は「名前」の代わりに使われるもの(本来、名前を呼ぶのは失礼。よほど親しい間柄や主従関係しか使わない)で「劉玄徳」「劉備」はあっても「劉備玄徳」と呼ぶことはない。
まぁ日本の武家の呼び方が「源九郎義経」とかの影響だろうけど根本的に違うので変な敬意を込めるのはやめよう。
で、この作品は、同じ時代に生きた関羽らが「呂布奉先」と呼んでるのは流石に失笑だったな。あと陳宮の扱いも三國志好きなら苦笑だと思う。中華最強なら呂布より項羽にしとけば良かったのに(笑)。{/netabare}
Ⅱ視聴済(2023.11)現時点最新コミックス既読。
ラグナロク第4戦~第6戦迄。相変わらず神話や伝記、逸話を元に独特な登場人物の設定からの妄想?解釈が面白い。そして、そこにそれぞれの「美学」みたいなものが強さと儚さを融合させている・・・という感じだろうか。続きが楽しみでもありますね。
私のツボ:軍神アレスが解説振り役なんだけど扱いが(笑)