かんぱり さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
あの銀橋を目指して
紅華歌劇音楽学校に入学した第100期生たちが、未来のスターを目指して頑張るお話。
原作既読です。友人に勧められて読んでみたら面白くて、アニメ開始がとても楽しみでした♡
アニメは原作1巻からではなく、その前日譚を描いた「かげきしょうじょ!!シーズンゼロ」から始まります。
物語は第100期生の、渡辺さらさと奈良田愛を中心に語られていきます。
さらさは天真爛漫で明るい天然な感じの、背が178cmと大きい女の子。
愛はアイドルグループJPXの元メンバーで、かわいいけど無表情な女の子。
さらさの高身長はモデルみたいに舞台映えするのかなと思ったら、男役、女役と、役どころや組み合わせによって難しいこともあったり。厳しい世界です。
高倍率をくぐり抜けて合格しただけでも充分すごいのに、そこからさらに銀橋を渡れる一握りのスターを目指して、日々努力している彼女たちを見てて、応援したくなりました。
お互いに友達でもありライバル。
でもあんまりギスギスしてなくて、でも競うときは正々堂々全力でぶつかりあう。
みんないい子たちで見てて気持ちよかったです。
好きなキャラは杉本さんと星野さんかな。
杉本さんは真面目な感じの委員長タイプだけど、紅華愛にあふれてて鼻血だしたりとお茶目だし、終盤のオーディションとその結末、そして最終話を見ていい子だなって好きになりました。
星野さんは一見きつそうに見えるけど、紅華に対して誰よりも思いが強くて、頑張り屋で。
8話も良かったけど、13話で山田さんをかばう姿もよかった。
この作品ですごい!って思ったことは色々あるけど、ひときわ印象に残ったのは声優さんたちの演技と歌でした♫
劇中の演技も良かったですけど、なんといってもあのEDたちがもう凄くて・・歌うますぎです!
作詞・作曲したのは宝塚歌劇団の劇中曲なども手がけていた斉藤恒芳さん。
EDも何種類かあって、女の子の組み合わせによって詞を変えたりなど、手が込んでたのもすごい!
EDのイントロ部分を聞いてるとなぜかわくわくしちゃって、毎回とても楽しみでした♪
ちなみにEDの背景の女の子の順番はエピソード順になってたりします。
余談です。
かげきしょうじょ!!の原作は最初「ジャンプ改」というジャンプ系の雑誌に掲載されてたそうです。
JPXって名称もその雑誌名をもじったっぽいですよね。
5話冒頭で、杉本さんが冬組のポーズをキメてたのをさらさが「そのポーズなんですか」って言ってたところは原作では「ジョジョですか」になってましたw
以下、印象に残ったシーンです☆彡
4話
{netabare}愛が助けてくれたオタさんにハンカチを渡せなくて涙を流すシーン。でも気持ちは充分伝わってたよ。{/netabare}
5話
{netabare}冬組公演を見終えたさらさが、突然演技を始めてみんなが空を見上げるシーン。そしてさらさと愛の仲直り。
そして山田さん。先生のあのシーンもだけど、周りの同期生の子たちや山田さんのお姉さんの優しさにもうるっとしちゃいました。{/netabare}
6話
{netabare}さらさのヒョウゲンリョク面白い♪
初めてできた友達を喜ばせようと頑張る愛がかわいい。
棒読みのさらさと憑依したようなすごい演技のさらさ・・でも。{/netabare}
8話
{netabare}お祭りの夜、砂浜を泣きながら歌う星野さん。
バス亭の張り紙「あの時の君へ」
そしてEDは星野さんソロバージョン♫{/netabare}
11、12話
{netabare}オーディション!!愛が、山田さんが、杉本さんが、他の子たちもそれぞれの思いとともに演技をします。
山田さんの話が特にじんわりきました。{/netabare}
13話
{netabare}ついにさらさの演技。
聖先輩の寂しそうな横顔。これは原作読んでると・・ね。2期やってほしいなぁ。
「渡辺さんのティボルトは素敵でしたよ・・」からの武井委員長との会話での杉本さんの涙。
杉本さんの演技に足りないもの・・大木先生の「萌え」にすごく納得!{/netabare}