camuson さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
印象度:40
原作漫画未読。テレビアニメ未視聴。
クレヨンしんちゃんにまったく興味がありませんでしたが、
劇場映画シリーズ9作目の本作は、
名作として、しばしば名前が挙がるので鑑賞することに。
あらすじ
{netabare}大人にとって子供時代の懐かしの流行りものを集めた20世紀博がオープンすると、
その懐かしさが、世間の大人達を魅了することに。
次第にエスカレートして、大人達が子供返りしてしまい、仕事を放棄するようになり、
洗脳されて、20世紀ワールドに引きこもってしまう。
大人がいなくなり、世界が回らなくなってしまったので、
しんのすけ他が20世紀から大人たちを解放しようとするという話です。 {/netabare}
懐かしのアイテムが次々に現れるので、懐かしい感情も生まれるのですが、
ちょっと表層的で、そこで終わってしまう感じで、
面白いと思えるキャラクター、感情移入できるキャラクターが登場しないし、
驚きやワクワクが感じられる展開もないため、
物語世界に入り込むことができませんでした。
子供が楽しむには知識・経験が足りないし、大人が楽しむには深みが感じられない。
そう考えると、この話をクレヨンしんちゃんでやる必要があるのかどうか疑問ではあります。
オリジナル作品として一からつくれば多少は良くなったかなと思いつつ、
テレビで人気のクレヨンしんちゃんの、企画ありきのもので、そこを言っても仕方ないのでしょう。