シャベール大佐 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
とにかくくだらない吸血鬼ギャグアニメ、でもこういうの大好きです
吸血鬼・ドラルクとバンパイアハンター・ロナルドのコンビが主人公のギャグアニメ。全12話。
ドラルクは、ほんのちょっとのダメージですぐ死んでしまう(でもすぐ再生する)最弱のザコ吸血鬼。住んでいた古城が崩壊したため、強引にロナルドの事務所に居座って同居生活をしている、というような設定です。物語は、舞台となる新横浜の街に、毎回おかしな吸血鬼が現れては巻き起こす騒動を描いていく感じ。とりあえず、予備知識ゼロで観た第1話がいまいち面白くなくて、これはちょっと期待薄かな、という最初の印象だったのですが、その後も観続けていくと、割とすぐに、あれ?これ意外と面白いな、と感じ始め、中盤くらいになると、むしろ毎週楽しみにして観ていました。作風としては、登場する吸血鬼たちがやたらと変態だらけということもあって、下ネタがとても多いのですが、その発想は良い意味で幼稚というか馬鹿というか、小学生が喜びそうなレベルなので、変な生々しさや嫌らしさがありません。とにかく本当にくだらなくて、頭を空っぽにして笑えました。あまり胸を張って言うようなことではありませんが、自分はこういうアニメ、大好きです。
作画は、特に問題なし。キャラは、主人公から脇役まで強烈な個性が揃っていますし、それらを演じているのも癖の強いベテラン声優が多かったりして、総じてかなり濃かったです。個人的には、ジョン、ヒナイチ、月光院希美あたりがお気に入りのキャラでした。
最後まで観終わって、とても面白いギャグアニメでした。すでに2期の制作も決定しているようで、そちらも非常に楽しみです。