「BLOOD+ ブラッドプラス(TVアニメ動画)」

総合得点
76.2
感想・評価
983
棚に入れた
6266
ランキング
734
★★★★☆ 3.8 (983)
物語
3.9
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.8

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ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

(レビューの体をなしていません)人生における最高傑作のひとつ【パトスとロゴス】

もちろん、あにこれの「お気に入り」に入れました。
お手数ですが、評価点をご覧ください。「平均4.6でお気に入り登録? おかしいんじゃないの」と思われる方もおいででしょう。これはロゴスの結果です。項目別に分析するとこうなります。
しかし、私のパトスが叫んでいるのです。この作品が大好きだと。心の底から愛していると。パトスですから理屈ではないのです。

私の長くて浅いアニメ経験において、最高傑作は、本作、銀英伝シリーズ(旧作)本伝外伝全体、エヴァンゲリオンシリーズ全体、シュタインズ・ゲート、以上の4作品群となります。比較的長めの作品が多いですね。
簡単に言うと、本作は愛、銀英伝は生き方、エヴァはエンタメ、シュタゲはカタルシスです。作品のテーマが、ではありません。あくまで「私にとって」です。エヴァとシュタゲは近い感覚ですが、他の2作品は明後日の方向を向いています。

数少ないですが、私の銀英伝のレビューをご覧になられた方はご存じかと思います。銀英伝には、さっさと白旗上げて、「尻尾を巻いて逃げ出」して、感想を書くのを諦めています。え、あんなのはレヴューにすらなってないって? それには当然、こう答えます。
「それがどうした!」
これこそが生き方そのものです。誤解されそうなので書いておきますが、前提として「信念(<=パトス)あってこそのもの」ですので。おっと、こういうのを老婆心というのですね。

この4作品については、まともな感想を文章にできません。まあ、福松は元からまともじゃないですけどw
エヴァとシュタゲについて、もし書いても本作や銀英伝でのレビュー程度にしか書けないでしょう。
でも、これを書いていて、少しは書く気が出てきたのが不思議なところです。開き直りというやつでしょう。

昔の偉いとされている人が「この世界はロゴスとパトスで出来ている」と言ったとか言わなかったとか。
私は「出来ている」で正解だと思います。
この世の事象全てをロゴスで説明・解明・解決することなど、初めから無理なのです。逆説的ですが、量子論的なゆらぎからも説明は無理だと説明できるのです。
ちなみに私はバリバリの理系人間で、かつ科学技術至上主義者(データは古いw)ですが、これまた(←プロフご覧の方はわかるかと)私の中では矛盾していません。
人間とは矛盾を元々抱えている存在だと考えているので、矛盾を抱えていても、それが矛盾にならないケースがあるのではないかと考えます。
結局のところ、私は、むしろ、パトスの重要性を強く強く訴えたい側の人間です。
上記の内容に矛盾を感じるという方はおられて当然なのですが、科学史に名を遺す巨人の自伝でもWikipediaでも、適当なものをお読みいただけると、この意味が判るかもしれませんが、いかがでしょうか。
お勧めとしては、うーん、誰でもいいですw I have no special talent. I am only passionately curious.なんていかがでしょうか。
まあ、ニュートンみたいに、晩年、変な方向にパトスを向けちゃった人も居るのが科学史の楽しいところでもありますw

さて、作品の中身についてですが、はっきり言って欠点が多いです。
あにこれの外で散々目にしてきましたので、恐らくあにこれ内でも同じ指摘が多数されているでしょう。
一般的に言って、皆さんのレビューを見るのは大好きなのですが、本作のレビューは読む気が全く起きません。既に自分の中で完全に完結してしまっているのです。
つまり、欠点も丸ごと包摂して、大好きなのです。これが愛でなくて何なのでしょうか。

皆さんにとってもそんな作品、ありませんか。
欠点だらけだけど、愛してやまない作品が。他人に決して触れられたくない気持ちが。
いや、対象はアニメ作品だけではないかもしれません。他の分野の作品や芸術や理論や宗教や神、神格化している何か、あるいは、それは、ひょっとしたら人なのかもしれませんね。

せっかくなので、何点か書いておきます。
1 ネイサン・マーラーの口調が本当にお姉さんだったのは狙ってましたね。
2 とにかく音楽が素晴らしいです。8曲のOP、EDはようつべでも見れるはずです。OP、EDでのマイベストは、もちろん、元ちとせさんの「語り継ぐこと」です。「雷音」が好みだったりもします。ただ、観るのならば作品の後で、とお勧めします。聞くだけなら全く大丈夫なのですが。
しかし、最大の破壊力を持つのは、ディーヴァのテーマであるElin Carlsonによる「Diva」です。私の車はかなり特殊なスピーカーを積んでまして、絶対に知り合いに会わない所で、走行中に最大音量で鳴らしたりしています。警察に止められそうになって慌てて音量を落としたことも複数回ある感じのアレな人ですw
3 矢島晶子さん、すげー。そこまでするかー。
4 強い人ほど折れやすい。
5 迷いのある人、ぶれてばかりの人に苛立ってはいけない。特にリアルの世界では。
6 ソロモンはラインハルト。

また時間を作って、追記したいなって思いますが、ネタ切れの模様です。

追記、いまだに冬アニメの視聴を開始していません。秋アニメをまず観るぞ~♪

投稿 : 2022/01/27
閲覧 : 425
サンキュー:

10

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