ハウトゥーバトル さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
さーて動き始めるぞ♡
この話はどっかで青年が育つ話
基本的に青少年がうんちゃらしていくまでの話
どちらかというと成長する前の前日談的な内容でしたが、まぁちゃんと展開はあるため、物語は成立して居ます。
本作を率直に行ってしまえば「盛大に何も始まらない」ということであり、見たあとの感想として非常に書きにくい作品でした。
決して印象が薄い作品というわけではないのですが、どうしても展開が前日談的なものであり、他人行儀というと距離を感じますが、客観的視点の多用により全体的にのめり込めない作品です。
おそらく自伝を後の時代からかったっている、という感じなのでしょうが、正直その設定を活かしきれてないと思います。
個人的にはあまり本作を良くは思ってません。
キャラの運び方や事象の展開などもどこかで見たことあるようなものの詰め合わせですし、うまく詰め合わさっておりとも言い難いですし、設定が弱いですし。
良いところが正直パッと思いつきません。テンポの良いと聞こえは良いかもしれませんが内容が薄いだけですし、キャラが良いとも言えません。人間らしいヒューマンドラマでも展開すれば話は別ですが、所詮やっていることは「押し付け」と「自惚れ」と「開き直り」ぐらいですから見ていて不愉快になる瞬間もありました。
{netabare}
かつての英雄のアンデッド三人に育てられた転生者である主人公は封印が説かれたラスボス的なやつと戦い勝利するも犠牲に三人が成仏する。旅に出た主人公は途中の村のいざこざに自ら巻き込まれに行き、色々感謝されることをする。仲間となったエルフと共に町へ行った主人公はそこでドラゴンを倒す。なんやかんやあって頼まれた任務に向かった主人公は何もできなった自分に嫌気がさして戦うのを辞めそうになるも、エルフがやる気をださせ、見事討伐を果たす。
ただでさえ、(無駄な前世設定が嫌いな私にとって)アンデッドに育てられている時から前世関係で不愉快になるのに、新しいお仲間とやらのせいでかなり苛立ちました。
前世、いる?普通に信仰心の非常に強くて向上心の在る少年で良くない?あ、良くないの?ならしゃーない。
仲間、いる?そのばその場の出会いを重視するキノの旅方式で良くない?あ、良くないの?ならしゃーない
まぁ作者も意図あって設定を作り込まれているのでしょうから、私みたいなやつが意味を見出せてないだけかもしれませんしね。
{/netabare}
監督は信田ユウさん。ハイフリの方ですね。見た感じ作品が女の子中心ばっかですね。そりゃこんだけ面白くなくなるわ。
脚本は髙橋龍也さん。アイマスの方。Beatlessの方と聞いた時は戦慄を覚えました。
キャラデザは羽田浩二さん。
劇伴は 高田龍一さんと帆足圭吾さん。
アニメ制作はChildren's Playground Entertainmentさん。はてなイリュージョンのところですね
作画は正直キツイ。私の感性の問題かもしれませんが、キツイ。面白くもないうえに作画が好きじゃなかった際どこに救いを求めれば良いのでしょう
ということで声優。まぁ主人公の声が好きじゃない。河瀬茉希さんを否定したいわけでは決してなく、むしろ好きなくらいですが、まぁあっていない。少なくとも私は好きじゃない。松岡さんとかそういうベタベタなものの方が良かった気がしますが、そこら辺はおそらく大人の事情というやつでしょう。
その力は誰が為に
ということで締めます