E-jodo さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
主役ガ輝イチャッテル!
「うーん。なんだろう。すごいもやもやする。」
視聴後に頭に残ったのはコレジャナイ感でした。シナリオも凝ってますし、キャラも可愛いですし、文句なしの良作なんですが、やっぱりドコかがオカシイんですよね。
タイトルに書いたように、その違和感の原因は「主人公」にあるんじゃないのかな、と思います。
咲太くん(主人公)、最初は暗ーい、陰気臭ーい奴でよくある感じの「ザ・ラノベ主人公」って感じでした。それが話数を重ねていくごとに、どんどん明るくて、いい感じのやつになっていっちゃうんです。
ここなんです!主人公が成長しちゃうところなんです!
話題の中心は「女の子たち」にあるはずなのに、視聴者は主人公の成長過程を否応なく見せつけられるんです。それも内面的な視点から。
このお話は基本的に主人公目線で書かれています。なので、全て視聴者は「主人公」というフィルターを通して作品を見ているわけなんですよね。
でも、主人公が成長しています。
つまり、フィルターが少しずつ少しずつ、変化し続けながら、さらにはストーリーが展開していきます。
これって普通、気づかないだけで結構大変なことで、視聴者の言うなれば「適応能力」が試されている部分なんですよ。
他者の成長を見て成長していく主人公を内面から見つめ直す。こんな複雑な作業を視聴者にもとめているわけです。
自分の目を信じて見ていたのに、どんどん成長して自分から離れて行ってしまう咲太くん、、、、これほどまでに残酷なアニメはいまだかつてあったでしょうか!
そんな風に感じるのは小生だけでしょうか。
(何もハーレム築いていく主人公が羨ましくて妬んでいるというわけではありません。断じてありません。絶対にありません!)
あと、金髪の話、必要?