てぶくろ さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:今観てる
さぁみんなでツッコもう!せーの、そうはならんやろ!
1~3話まで
{netabare} 今期のネタアニメとして頭角をあらわしてきたこの作品。いやぁいいですねぇ。
まず舞台が東京の人工島という手垢の付きまくったいかにもオリジナルアニメみたいな設定がいいですね。主人公も直上型のバカと頭の良くない秀才となんでも都合良くできるハッカーの3人でとてもわかりやすくネタ臭がします。
ストーリーでは線路に足が挟まったり、完全な自業自得で電車に轢かれそうになったり、無駄にパルクールしたりと思わずそうはならんやろ!と言いたくなるはずです。
3話ではそうはならんやろ!ポイントがどこにあるか楽しみでしたが、まさか竜巻が起こるとは思いませんでした。そしてその後、TVをジャックしたピエロのような格好した人物が「どうだったかね、私の竜巻ショーは」と言った所で腹筋が死にました。そんなコテコテな手法で… そういえば異性の幼なじみが窓からジャンプで入ってくる世界線でした。
今後も皆さんでそうはならんやろとツッコミながら見ていきましょう。 {/netabare}
4話視聴しました。
{netabare}2話目と同じく前話のことを受けてRGBがどう思ったのか、そして次へと繋げるいわゆるタメの回でしたね。カバちゃんの死がさらっと流されなかったのは良かったです。
そして、無法地帯をどうするべきかの意見の対比が描かれていました。赤と緑はこの事以外にも自分の考えをしっかり持ってるので、そこから青がどういう考えを持つようになるのかは気になります。
さて、今回はタメの回ということもあってそうはならんやろポイントは少ないように感じました。しいて言うなら、紙袋に入ったラスクが吸い込まれるように入る魔法のポケットくらいでしょうか。
後、こずえちゃんは引きこもりがちと聞いていましたが意外とアクティブですね。 外に出てる所しか見ていません。
お父さんをモチーフにしたストリートグラフィティを見るため、無法地帯に入ったはまぁいいんですけど行くとしても昼間に行けばいいのに。なんでわざわざ夜? 青の人もここに入る前にもっとちゃんと止めればいいのに。 まぁともかく今回タメた分5話がわくわくします。 {/netabare}
5話視聴しました。
{netabare} クナイのランに対する感情が丁寧に描かれていましたね。そして事件は犯人を殺すというコウキの選択で幕を閉じました。まぁそれはそれとして。
クナイの部屋で「オレは犯罪者だ…」って紙を見つけたところは笑いました。
天才プログラマーは爆弾作った後、A4コピー用紙3枚机に出してその内の1枚に 「オレは…」って書いてぐしゃぐしゃに丸めて机に置くものなんですかね。私は天才プログラマーじゃないのでわかりません。後、エレベーター付けてもらうより治安のいい所の一階の住居に引っ越せばいいのに。
それとストーリーは関係ないですが、クナイがドラッグDについて調べている時、机の上の数枚の紙が何カット後には束になっていたり、ファイルになっていたりしてました。さらに、コウキのシートベルトを書き忘れていたりしていました。頑張ってください。
今回はこれまでのような派手さはないものの細かいところで楽しめました。次回に期待です。
あれ…?前回の引きで街中をハックしていたカルネアデスは結局何だったんでしょう?今回絡んでましたっけ?
{/netabare}
6話視聴しました
{netabare}Aパート いや射殺されたテロリストの犯行声明を生中継で放送しないでしょ…。
Bパート いやぁ…なるほど…サイコパスみたいだなと思っていたらエヴァみたいな要素もありましたか。
繋がれてるのはアスミちゃんである必要はあるんですかね?説明が楽しみです。
ここまで見てきての疑問は、24区とはそもそもどうしてできたのか。外地警備隊と警察の違いはなんなのか。区長は24区をどうしたいのか。です。
この辺りの話が上手く展開されていくなら、 この作品のオリジナリティもでてくるのかなと思います。{/netabare}
7話視聴しました。
{netabare}なんですかねぇ 前回の引きから1週飛んで見せられるのがこれか… あまりにも薄い… カナエシステムも設定がフワッとしてるから、その影響で起こる事象の輪郭がぼやけている印象です。
出番は多いけど存在感のないシュウタが「何やってるんだ…俺…」って言われても、ほんとに何をやってるんだお前はとしか思わないですね。その後、葛藤して吹っ切れてましたけど、よくわからん着地で、正直 はぁ?という感じ。
黒葛川さんの一言も衝撃でした。「年明けから日本の法律の適応を受ける」…え、じゃあ今はどこのなんの法律が適応されてるんですか… カナエシステムとか言ってる場合か? 財閥から資金提供を受けている外地警備隊の人達はどうなるんですか? 24区が日本に変換されてから20年もあったのに何してたんですか? と疑問が次々浮かびますが、これからの話で解決されるのでしょうか 期待です。
あ、後 黒葛川さんの乗ってる車すごいハンドル大きいですね。{/netabare}
8話視聴しました。
{netabare} うーんと…まぁ色々あったんですけど…全体のストーリーとしては足踏みの一話でしたね。…いやこのアニメこんなんばっかりだな…。
というのもわからない事が多いんですよね。
黒葛川さんとぜロスの関係とか、コルヌコピア計画とか、黒葛川さんはカルネアデスの格好してコルヌコピア内部で何をしていたのか、とか
さらに、カルネアデスの正体は黒葛川さんと分かったけど、目的が「カナエシステムにはバグがあり、区長に知られるわけにはいかない」 バグがなんなのか分からないし、区長に知られていけない理由も分かりません。
そこで、この目的を踏まえてこれまでのカルネアデスの活動を振り返ってみると、、、やっぱりよく分かりません。結局 黒葛川さんが何故ルネアデスなのかは分かりません。 1つ分かったことで余計に謎が増えました。
そして、何かよくわからないデータを盗み出したランはゼロスに「カナエシステムってなんなの」といい質問をしますが、「私の世界を破壊した悪魔さ」とよく分からないことを言われてしまいました。ゼロスはいい声でダサいのが最高ですね。スプレー舐めるのはやめましょう。
ゼロスは、カナエシステムは利便性もあるが危険性を伴う、諸刃の剣だと言っていましたが、特にこれといってカナエシステムの利便性が描写されているわけではないのでピンときません。
他にも色々ありますが、現状で深く考えると
そもそもこれは…みたいなことが起こりまくっているのでこれからに期待です。 {/netabare}
9話視聴しました
{netabare} 初っ端からまたゼロスがやってくれました。 カウボーイ~小枝咥え~ 私の目に狂いはありませんでした。 やはりゼロスは いえ、0thは最高でした。
「翠堂 豪理は信頼できません」じゃないよwwどの格好で言ってんだww お前もだよw 豪理パパもあんな変なのが横にいてよく真面目に話せるな。 いや、豪理パパも差し入れにベンティサイズを出す変な人でした。
そしてなんやかんやあって、カナエさんが殺されてしまい、その死から豪理パパはカナエシステムの完成へと踏み切るんですが うーん、正直微妙…
いや、わからなくないんですが、明らかに様子のおかしい人を人気のないところまで追いかけて、刃物を見ても逃げずにお話を…って言って殺されるのははっきり言って変ですよ。都合上殺した感が出過ぎです。
その後 犯人について言及されないので、通り魔的に犯行に及んだのか、なにかドラッグなどで精神が錯乱していたのか、貧しさ故に追い詰められやったのか分かりません。
そのせいで豪理パパのカナエシステム実現への動機付けが薄味に仕上がってしまっています。
カナエさんに過去に囚われるなと言った人が一番過去に囚われているのは皮肉ですね。
今回の話で前回までの謎 主に人間関係については語られました。点と点が線で繋がるのはやはりいいですね。このまま24区そのものの疑問点も解消されていくことを期待します。
{/netabare}
9.5話視聴しました。そしてこれまでの整理
{netabare} 総集編となりました。今さら驚きはしませんね。副題もついていたので元々やるつもりだったのかもしれません。 間に合わなかったのなら
EDのサビの「Ah 未完成なまま過ぎる僕らの毎日は 後悔と期待 行ったり来たり 往来 時間はいつでも無情だけど」というのが心に染みますね。
今回について特に言及することはありませんが、せっかくなので私的な疑問について考えたいと思います。 前話で人間関係については語られましたが、世界観についてはまだまだ謎が多いです。
その1 24区はそもそもどうしてできたのか
1話冒頭で「極東法令外特別地区 戦後 連合国によって統治され、アジア有数の危険な歓楽街として名を馳せた」とあります、つまり場所自体は戦前からあったことになります。大きさは後に広げたにしろ、日本は何の目的でそんな場所を作ったのか謎です。
その2 24区とはどういう場所なのか
前述しましたが、24区はアジア有数の危険な歓楽街として名を馳せたそうです。しかし、今の24区にはそんな雰囲気は微塵も感じられません。
新しくカジノを建設するという話がありましたが、むしろ今までカジノが無かったことに驚きです。
1話冒頭の続きで「治安回復を名目に日本に返還されることが決まって20年余り…」とあります。相当頑張って治安を回復したんでしょうか?
そして、この世界の「戦後」が史実と同じなら24区は50年程 連合国の統治をうけていたことになりますが、そのわりには街並み等はものすごく日本なのは何故なのでしょう? 連合国の人たちはみんな帰ったんですか?
そもそもここに住んでる人は日本人が多いですが返還後に移り住んで来たんですかね? ずっと外地の育ちなら、東京編入について思うことはないんですかね? 逆に東京に住む人は24区が編入してくることに何も思わないんですかね?
その3 24区と日本の関わり
24区から出る場合、又は24区に入る場合どうしているのか気になります。 区外への通学は許可証がいるらしいので気軽に行き来できるわけではなさそうです。そもそも電車が通ってないのでその場合 車通学なのでしょうか?運転免許は同じものなんでしょうか? 法律が異なるとはどのくらい違っているんでしょうか?
街並みを見ると20年前の時点でビルが建ち並び、企業が多そうですが、法律の壁を越えたメリットが何かあるのでしょうか?
最後に疑問とは少し違いますが
ハザードキャストについて
これねぇ…この作品のキーワードではあるんですけど上手く利用されてないですよねぇ…。
監視カメラやc-フォンの情報から予測ってのがフワッとしててよくわからないし、その活躍を7話冒頭で「なんやかんや、効果があった」ってしたのが致命的ですよね。
次世代巨視的凝集体演算装置と小難しいこと言ってますが、まぁ莫大な計算能力を持っているコンピュータだそうです。
こんなこと言っては元も子もないかもしれませんが…… もっと他のことに使えばいいのに。
この中途半端な近未来感がつまらない要因の1つなんですよねぇ。
もっと素直にハザードキャストすごいって思わせてくれればいいんですけど…。{/netabare}
10話視聴しました。
{netabare}TVで24区についてのニュースが流れていましたが、 へぇ…すごいなぁ 24区って1話冒頭から察するに大田区と同じくらいの大きさなのに、TV局5つもあるんだなぁ。 そういえば8話でちらっと映っていた天気予報では24区を5等分して予報していたもんなぁ。 24区はメディアの激戦区なんですね。
きなこちゃんがdoredのメンバーだとバレてしまいました。 へぇ…すごいなぁ きなこちゃんてただの銭湯の番台の子だったはずですが、それがネットで話題になるほど、地域でのSNS交流が盛んなんですね。町内会限定のSNSでしょうか。
あと、銭湯になると必ずギャグをしなければならないマイルールでもあるんでしょうか。
梢ちゃんが外警に追われていましたが、さすがアクティブ系引きこもりの面目躍如ですね。
パトカーに落書きはどんな法律でも大抵アウトだと思いますが、まぁいいでしょう。doredに入るようですが、今回の件や、アスミ、カバちゃんの件など彼女はなんだか損な役回りを押し付けられていますね。 一番可哀想なのは彼女かもしれません。
シャンティタウンと外警の対立が激しさを増しています。 doredやシャンティタウンの人々はカナエシステムに反対していますが、カナエシステムを導入するのと、シャンティタウンを再開発するのは話が別なので、no more監視カメラ!と訴えても効果はないと思います。
あと、ハザードキャストを最大限利用して犯罪者に仕立てるみたいなこと言っていましたが、外警はそんなことしなくても以外と簡単に犯人を射殺しますし、すぐに銃に手をかけるので任せていいかもしれません。
そして黒葛川さんが目を覚まし、アスミについて語ってくれました。なんだか最後はシュウタに丸投げ感が否めませんが、RGBの3人が謎の電話についてひとまず理解して、ラストへの足並みがそろった感じがします。 コウキとランはスタンスがハッキリして、シュウタはまた悩む。3歩進んで2歩下がるみたいなことを彼はずっとしてますね。
まぁ何はともあれどう締めるのかは期待しています。{/netabare}
11話視聴しました。
{netabare} いやぁ…笑わせていただきました…! しっちゃかめっちゃかな11話でしたね。
久々に気持ちよく言えますね、せーの、そうはならんやろ!
冒頭から順にいきたいと思います。
黒葛川さんのアスミをシステムから消すか、システム内で眠らすかどちらが救いかの問いにシュウタは「またトロッコ問題かよ…」 いや、トロッコ問題ではなくないか? どうしてもトロッコ問題というキーワードを入れたくてしょうがないみたいですね。今までも別にトロッコ問題が活きていたわけではないのでここにきて念押しされるように言われも困ります。
取調室にてシュウタが筑紫さんに君のヒロイズムは病気だと言われていましたが、そうですか?シュウタは幼なじみがピンチなら助けるし、知り合いが絡まれていたら全裸で助けますけど、別に困ってる人がいたら放っておけないみたいな描写一ミリもありませんでしたよね? こいつは今のところ知り合いしか助けてません。
そんで、ネズミで漏電でトラウマのシーンは笑いました。
そんなトラウマ要素もあるなんて初耳ですし、「あの時…!俺がネズミを見逃さなければ…!」っていやいや、そうはならんやろw 放火魔による犯行って発表されてんのにネズミによる漏電だってどの段階で気付くんですかw
アスミの死の要因にシュウタが自責の念があるというのはいいと思うんですけど、他に色んなパターンが思い付くのに、わざわざネズミをチョイスするところが最高ですね。
それからまた、アスミをどうするかの選択を託され、わかんねぇと叫び走ります。そんで選べねぇと叫んでAパートが終わります。 前回の引きであったシュウタのテロリスト認定も別になんの意味もなかったので、ぶっちゃけこのAパート全部いりません。
そしてBパート 屋上にて衝撃的なことが起こっています。見返せる方は是非見返して下さい。
10話では屋上からの景色は普通に街並みが広がっていたのに、今話では海になっていますw もう一度言います街並みが消え海になっていますww
一体1話の間になにがあったと言うのでしょう。アハ体験でしょうか。 カナエシステムとかシャンティタウンとかよりも大変なこと起きちゃってますけど。
Mr.トゥエンティフォー アスミちゃん助ける前に作画スタッフを助けてやってくれ…
そして、マリもネズミを退治しなかったこと悔やんでいるそうですw だからなんでそんなにネズミ押しやねんw というかマリに関しては2話でアスミを引き留めきれなかったというのをやっているのに、ここにきてネズミの方を悔やんでいる意味と意図がわかりません。(そもそも、アスミの死は火事場に無防備に突っ込んでいった完全なる自業自得である。)
そして、マリの「シュウちゃんはアスミちゃんに会って全部正直に話すの」というのも意味不明です。アスミちゃんに会ってあの時、ネズミ退治しなくてゴメン!と言うのか、アスミちゃんものすごく困りますね。そりゃアスミちゃんも来ないでってなりますよね。
そして殴りあいのシーン
本来ならつもり積もった感情を爆発させ、本音をぶちまけながら泥臭く熱いシーンになるはずですが、
もっちゃりとした作画とのっぺりとしたカメラワークと構図でキャラのテンションとも合ってなく音楽もついてないので、見てられないというのが正直なところ。かっこいいシーンならば音楽なしもバチっとはまるんでしょうけど…
さぁいよいよ来週は最終回ですが、いよいよ作画の方が崩れ始めてきているのでどうなるのでしょうか。そしでストーリーはちゃんと締まるのか期待です。{/netabare}
最終回 視聴しました。
{netabare} よwwくwwわかんねぇけどww 私も大好きですwww(画面カットイン)
はい、というわけで無事なんとか最終回を迎えることができました。 感慨深いですね。
では、さっそく冒頭からいきます。
CMDをコウキに渡すと、『バグが修正され、カナエシステムが本格導入となり、プライバシーはないが安全が保証される』 ふむ、成る程。
CMDをランに渡すと『アスミの意識の存在が証明され、カナエシステムは解体され24区は自由だけど安全は保証されない』 …ん?なんか画ではシャンティタウンが盛り上がってますが、前にも書きましたがカナエシステム導入とシャンティタウン再開発は別の問題ですよね? それにどっちにしろ4月から東京編入につき、法律も変わるそうなので自由とはならないんじゃ…?
まぁ二択にしたいようなので流しましょう。
シュウタはランに最高にイカス ローラースケートを貰い いざアスミに会いに行くようです。
ハイエースに無人大型トレーラーを突っ込ませて止めようとするなんてアスミちゃんの本気が伺えますね。
ランがトレーラー止めるので周りに被害出ないようにヨロと頼み「へっ無茶しやがるぜ!」とかっこつけてシュウタが飛び出しました。そして、最高にイカス ローラースケートを用いてトレーラーを蹴り飛ばし、歩道橋をぶっ壊してました。いや、被害出とるがな。 私はてっきり受け止めたりするものと思っていましたが、最高にイカス ローラースケートを履いているので仕方ありませんね。
そんなローラースケートも扉にドロップキックでキレイに靴だけ消し飛びました。足が無傷で良かったですね。 そういえば腕に着けてたのはなんだったんでしょう。車に捕まっていた紐がそうなのでしょうか? あ、後 ダストシュートに飛び降りる前の引きのカットで3人の後ろ姿が映りますが、せっかくのシュウタの装備がなかったことになってますね。 急に消えるのも仕様でしょうか。
そしていよいよアスミとの対面です。トンチキ電脳ワールドが全員に配信されるとは思いませんでした。
今話でアスミちゃんの心境が次々に語られます。ちょっと整理してみましょう。
・私はみんなの未来を決めたくなんてない、辛い未来を見続けるのは限界。
・会ったら未練が溢れてしまうので会わずに解放してほしい。
・みんなが幸せな未来なんて夢である。
・カナエシステムの暴走を止めたい。
・自分の死については自覚している。
・救わない方を選ぶことは残酷だが誰かがやらなくてはいけない
・ほんとの自分は死んでいるので会っても仕方ないのにどうしてくるの?苦しいだけじゃない
以上のことから、『彼女は やりたくはないがカナエシステムには賛成なので仕方ないと思っている。』だと思われます。 この考えは人間臭さがありいいなとは思います。
が、自分で決めきれなかった判断をRGBに丸投げして、しかも自分の名前で電話しておきながら忘れてほしいはちょっと無茶かなとは思います。
そもそも、この子は事故で偶発的に死亡し、お父さんによって勝手にカナエシステムにぶちこまれたのに、本人がそれを良しとしているのは健気という一言で済ましていいものなんでしょうか。
お父さんに対する思いが一言もありませんでしたが、この一連の騒動 お父さんにヴィジョンを飛ばしていたらそれで済んでいたのでは? アスミの意識があると知ったら即効で浄化されていたので、案外 事実ありのまま伝える作戦も効果があったかもしれません。
そして、俺たちの可能性に不可能はない。でオチたらしく その後の大好きだ 愛してる合唱の力業でなんとかなりました。 伝説的ですね。w
今回は与えられた二択に1話のような裏技的ではなく新しい択を作り選ぶことができました。人々は新たな道を進んでいく。で幕を閉じました。
あれ?そういえば1話の冒頭で意味深に出ていたカナエさんはなんだったんでしょうね。{/netabare}
全体を通して
{netabare} 皆様、お疲れ様でした。
ここからは最終回まで見終えての全体の感想を書きたいと思います。
・良かった点
まずオリジナルアニメーションという枠組でなにか新しいものを作ろうとしてくれたのは良かった点だと思います。
人間の心の動きを細やかに描こうとしていたのは良かったと思います。
音楽についても個人的には良かったと思います。op 劇中歌 edどれも好きです。特に劇中歌は最終回をちゃんと感動的なものに押し上げてくれていると思いました。
・いまひとつだった点
設定を活かしきれなかった。この作品の軸である。24区 ハザードキャスト カナエシステム シャンティタウンなど気になる設定はあるものの、深掘りされず浅いままなのでグラグラの世界設定の上にストーリーが展開してもなんだかなぁという感じ。
最終回もアスミちゃんが必死に訴えていましたが、カナエシステム別に必要ないよなぁと思ってしまいましたし、24区もそこまでして守るもんでもないよなぁと思ってしまいました。
結局、24区とはなんだったのか謎のまま終わってしまいました。
いてもいなくてもいいキャラが多い。これもいまひとつだった点だと思います。ゼロスとか梢ちゃん、マリ シュウタの父……そういえばシュウタのお父さん最終回いなかったですけどなんででしょうねw
そして、ぶっちゃけシュウタもいてもいなくてもいいんですよね…設定を掘らないかわりにこっちの話を膨らませるのかと思いました。
・作画について
これは動きがイマイチとかそういう次元ではなく、作画によるミスが多いというのは重大な欠点だと思います。さらっと見てるだけでも何個か見つかるのでよくよく探せばまだあるかもしれません。 個人名には間違い探しのようでこれもまた一興と思っていましたが、制作会社の沽券に関わると思います。
・最後に
この作品は面白いとは言えませんが、毎回心の中でそうはならんやろと突っ込みながら最後まで見てしまいました。
終盤には愛着も湧き毎週楽しみにしていたところもあります。
こんな作品もあったなと覚えておこうと思える作品でした。 人には勧めませんが。 {/netabare}