きのぼりどらごん さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:今観てる
なろうで半分くらい読みました
漫画はお試し分だけ見ました。
原作のポテンシャルとしてもあまり面白いとは思いませんでした。
ヒットしたのは漫画の作画が素晴らしいからだと思います。
原作はかつての仲間を集めるというところがイマイチ間延びしていて、緊張感がありません。
かつての仲間たちを探す過程で出会ったNPCたちとの描写が多く、何が書きたいのかわからずに途中で読むのを止めました。
そのうえでアニメを評価します。
音楽やキャラ、声優、作画は水準に達していると思いますが、作画に悪い点を付けたのは演出がイマイチすぎるからです。
で肝心の中身ですが、無用な原作改変が多く、1話の爺さんパートは必要だったのか?と思います。
美少女パートは全く音声を入れずにかなり話を端折りましたが、じいさんが美少女になったという点を売りにしないのであれば、ファンタジー世界をもっとちゃんと描くべきだと思いますし、そうでなかったら原作や漫画が売りにしている通り、「わし、かわいい」を売りにすべきだと思います。
あらゆる点で中途半端。
2話で装甲車が出てきましたが、これは原作にはありません。
原作では空飛ぶ魔獣を使った空飛ぶ馬車と馬車の車体を改造した快適な馬車があるだけです。
原作ではゲームには無かった魔道工学が発展しており、魔法のエネルギーを使った大砲を開発しているのですが、それにしても装甲車や通信機はやり過ぎです。
で、かつての仲間たちを探しに行くとき、主人公はこの装甲車を使うんですかね。
国の一大事ですから、使わなかったらおかしいと思います。
しかし、それをやると今後の展開が恐ろしく変わってしまいます。
これだけファンタジーの雰囲気をぶち壊しにして、何がしたかったのか意味不明です。
それで抜群に面白くなっているというわけでもありません。
意味のない原作改変はやめてほしいです。
これだけ無意味な原作改変を行って全く面白くなっていないので、もうだめだと思いますが、一応次の話まで見ます。
なろうのアニメ化が失敗した駄目な例ですね。