みのるし さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
なんでいまさら平家物語なのよ。
なんて油断して見始めましたが。
違いますよ。今だからこそ平家物語なんですよと。
天才山田&吉田コンビにいきなりガミられたような1話でした。
おそらくびわは近い将来平家が滅ぶってことがどおゆうことかわかってない。
わかってないががこの人たちは何か災難で大勢の人が死ぬとゆうことがわかっている。
それが実に怖い。
天才コンビは今の日本を憂いこの物語を紡いでゆくはずだ。
この物語。
どんな最期を迎えようとも受け入れる。
そんな覚悟が必要となりそうだ。
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最終回見終えてとりあえずうーん。とうなってみる。
ぶっちゃけ山田吉田コンビが何を伝えたかったのかよくわからんずくでしたが。
滅びゆく者の悲哀を、そこに現代の日本を重ねて何かしらのメッセージを込めたとかゆうようなそんな話では全然ありませんでしたな。
滅びをテーマにした話ではなかったような。
平家が滅ぼうが滅ばなかろうが明日はやってくるのだと。
んでもってだから前を向いて…みたいな安穏さは一切なくてですね、どちらかとゆうと滅びは日常にあるのだと。
共存しての人間ではないかねと。
漫画版ナウシカで最後の方で庭の管理人のおっさんと森のおっさんとナウシカが議論する下りで『滅びにおののいて生きてゆくのか?』みたいなことゆわれて『いいえ。滅びはもう私たちの一部です』みたいな返事をしたシーンがあったと記憶してますが(違うかったらスイマセン)、そのシーンをおぼろげながら思い出しました。
なるほど。平家物語か。
だけども、今現実に起こっているとある大国の侵略によってひとつの国は滅びに瀕している状況を鑑みると、お茶の間でせんべいとかかじりながら、滅びも人間の一部だよなぁなんてお気軽には言えないのであります。
やっぱりなにもこんな時にこんな難しい話しなくたっていいじゃないのよ。
ねぇ。