シボ さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
五条悟だけじゃない、敵も味方もみんなカッコいい!!
小学生の娘が緒方さん大好きなのと学校でこの映画が面白いって
評判みたいってことで一緒に劇場に行くことに。
原作は読んでませんがTV版は視聴済みです。
TV版での主人公
虎杖悠仁(いたどりゆうじ)が
東京都立呪術高等専門学校に入る前、先輩方として登場してた
パンダ、狗巻棘、禪院真希が高専の1年生だった頃、
途中入学することになった乙骨憂太が主人公の本作。
どうでもいいけど文章にするとパンダ以外漢字の名がみんな難しすぎ(以降は難しそうな名前は全部ひらがなにします)
憂太には子供時代に将来を約束し合った仲の女の子がいました。
そんな大好きだった女の子、祈本里香が不幸な事故死によって
憂太に怨霊として憑いてしまいます。
やがて怨霊とかした里香が
他者を次々と傷つけてしまい死を選ぶほど苦しんでいた憂太を
五条先生が高専に引き取ることから物語が始まります。
生きる自信をなくしてた憂太を時に厳しくも優しく迎え入れる
高専のみんなが、それぞれが本当に素敵で良いんです!
原作を読んではいませんが、TV版を観てたので大体の
登場人物は観たことあったのですけど、
なんだろ、TV版以上に敵、味方ともに一段と魅力的に感じたし
戦闘シーンの迫力、カッコよさは凄かったです!
大きな流れは特級の力を持つ憂太の能力を欲して
戦いを仕掛ける同じく特級の夏油傑(げとうすぐる)対高専の総力戦という形で進んでいきます。
面白い作品って味方はもちろんですけど、敵役も魅力があるってのが
必須だと思います。
今回はというと
げとうは特級という強さで終始余裕な雰囲気で対峙する姿は
全く見劣りしませんでした。さらに自らは元高専にいた過去
もあって高専時代の五条との仲や因縁も少し垣間見えたり敵役として
見どころ満載のキャラでした。
それにしても後半のバトルシーンは圧巻だったな~~!!
憂太を仲間を守ろうと相手の強大さに屈せずに戦うパンダ、とげの
姿。
東京、京都ではTV版で馴染みのあったメンバー達総出演。
強気だけど、強くあらねばならない真希の優しさも描かれてて
思わず涙出ちゃいました><!
げとうの強大な力の前に死を覚悟した憂太が里香を前に
「里香 いつも守ってくれてありがとう
僕を好きになってくれてありがとう
・・・最後にもう一度力を貸して・・・・・・」
怨霊となってしまっても憂太だけのことを一途に案じる里香。
化物と化した姿、声がこんなにも愛おしく感じられるとは・・
切なくて涙止まらないんです~~><!
「これからは、ずっと一緒だよ・・愛してるよ里香・・」
呪術で、このアニメでこんなにも泣けてしまうとは不覚でした。
高専のやり方全てを良しとしていない五条と
道はたがえたけど、かつて親友だった、げとうとのラストのやり取りも
大人組として良い演出でした。
音楽も最高でKing Gnuのエンディング「逆夢」は余韻たっぷりで
聴いてるだけで涙出ちゃうんだよな~~。
主題歌「一途」のほうもオシャレでアップテンポでカッコいい楽曲
でした。
TV版観た時より呪術好きになったかも!?
こんな劇場版ならお金出す価値あったと思います。
観て良かったと思える素晴らしい作品でした。