たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
物事を真剣に捉える姿勢はいいと思う。
最近のハリウッド映画もそうだが、非常に真剣に現代社会について考える作品が多くて良いと思う。
例えば、映画監督アダムマッケイがネットフリックスで制作した「DONT LOOK UP(見上げるな)」は彗星が落っこってきて今にも人類が滅びかけている世界を背景に、全く関与しようともしない人類を滑稽に描いている。
こういった作品はSFではファーストコンタクト(地球外生命との初遭遇)ものでもよく描かれていることだが、物事の「本質」に聞く耳を持とうとしない人間たちに対して揶揄すると同時に、言葉が通じても分かり合えないジレンマを描いている。
そういった意味ではある種の人の「滑稽さ、傲慢さ」を表現している「進撃の巨人」は人の「本質」について語っているのだとは思う。
しかし、そういう人間のジレンマ以上にそんな社会で「我々はどう生きるのか」まで提示をしないこの作品は少し詰めが甘い気がする。
ネタバレになるので最後の結末は伏せるが、この結末は正直この後の社会を生きる上での希望は描かれていない。それどころか「それはわからないから、各自で考えなさい」といった感じで、「シン・エヴァ」のような後押しする感覚はないのが諫山さん自体の切羽詰まった「未熟」な感覚しか感じられない。
結論を言わない作品はいいとも言えるが、まっとうな大人(作家)であるならば「自分なりの結論」くらいは提示して欲しいものである。
カオスな社会で自分は「どうするのか」。
重要なのはそこだと思います。
。。。。。。。。。。。。ファイナルシーズンって銘打っているのに、次の題名が「ファイナルシーズン完結編」てwww
「危険が危ない」とかってレベルの日本語力過ぎるでしょ。