福松 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
【ご注意。感想になっていないです】私の中ではアニメからはみ出た存在です
昔々、友人から紹介されました。毎週かな、2本のビデオテープ(記憶が曖昧)が届く、それ以外では決して観れないという触れ込みのアニメ「銀河英雄伝説」です。(結果的にその約束は反故にされ、世に広まりました)
なんじゃそりゃ?と思って友人に借りて観たらドはまりして、以来、5,6周は優にしています。もちろん外伝も全て含めてです。外伝では「螺旋迷宮」がとびっきりの好みです。風間杜夫さんが最高です。「モルダー、あなたは疲れているのよ」ですからw。現在はもちろん全てのDVDを所有していますが、取り出すのが面倒なので、結局配信で観ています。
あ、順番間違えました。友人に紹介されてまず、小説本伝全10巻を購入し読んだのです。あっという間に読んじゃいました。凄かったです。で、ある程度友人手持ちのストックが溜まってからアニメを観た、という順番です。
感想は、膨大なものになるのですべては書けません。書ける方、果たして居られるのでしょうか。
簡単に言うと、「銀河声優伝説」であって、権利上クラシック音源が使えるので使ってみたらそれはそれは素晴らしくて、女性キャラが異常に少なく、オッサン(とお兄さん)ばっかり出て来て、名言がたくさん(単なるうんちくではありません、たぶん)、私はヤン派で、東京のカフェ「イゼルローン」に行きたくて、腹立つキャラ、悲劇的なキャラがたくさん、くらいです。
すべての感想は諦めて1エピソードのみ、感想ではないものを語らせてください。
それは、ジェシカ・エドワード氏とそれに重なる(と私が勝手に思っている)実在の人物についてです。
非業の死を遂げたジェシカの存在は、ヤンにとっても非常に大きいものでした。結ばれるルートもあったと思います。更に、民主主義というものにとっても非常に大きいものでした。
いま、とある衆議院議員に注目しています。名前を出すのはルール違反なので出しません。けど、私はどうしても彼女をジェシカに重ねて見てしまうのです。非業の死なんて絶対させたくないし、いまの日本ではありえないでしょう。しかし、決して孤立させたくない、という思いを強くしています。
この投稿は問題視されるかもしれません。その場合は潔く削除します。いや、自動的に消えているでしょう。
誰かにこの感じ方を強制するつもりも権利もありませんが、心を無にして銀英伝全体をぜひ一度ご視聴ください。そうすれば、世界史・歴史の進展および現代社会に通じる大きなテーマが見えてきます。その一文脈で書かれた事が現実になったと感じているのです。あくまで個人の感想です。
現実とアニメの世界がオーバーラップすることは多いですが(お、ラップも出てきたw)、本作はド直球でこれに挑んだ意欲作です。原作の田中芳樹先生にはアルスラーン(完結済み、外伝の新作期待)や他もあるし、すごい温和な理想的なおじいちゃんだし、目指したい人物像だし、十分ご健康に留意して執筆活動を続けてほしいなって思います。
2022-02-14追記
原作者の田中芳樹氏がネット記事になっていました。ここにはURLは貼れないでしょうから、「田中芳樹 GLOBE+」で出ると思います。とても良い記事でした。