神谷 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
感想!
ディメンションW
・感想
結構前に見たのかなあと。
覚えている範囲でレビューします。
良い点
SF要素が入っていること
悪い点
原作のエピソードが削られていること
【感想】
美少女アンドロイド型って色々な作品で出ていますけどいいですねえ。
クライマックスのやり方が上手くまとまっていて好きです。
このアニメって評価低いけどポテンシャルはすごい高いと思うんですよね。むしろ評価高くないですか!?
ここから完全な個人な主観になりますっ。
原作は漫画原作ですけどこういったSFの漫画って受けにくいんですよ。
・ビートレスやディメンションWに見られる先進的なコイルの考え方
ディメンションWに見られる通り、コイルというものをよく描写されていて、もしこうならこうなると描写がとても面白いです。もちろんSFだからですけどね。
漫画でSFって受けにくいんですけど、この作品って確かに描写は不足しているところはあるんですけど僕はむしろ一クールでよくまとめたなあと思ってるんです。
ディメンションWの中にあるトランスヒューマニズムの考え方。
私は凄いと感じたのは放送当時2016なんだったんだけど、もう意識だけをコピーして義体を作るとか、美少女アンドロイドの形が描写されていてコイルの描写などSF描写がとても良かったです。
もちろんこういう作品って小説ではたくさんあると思うんですけど漫画ではないので必然的に評価が高くなるんですよ。なぜかと言うと、漫画でSFは受けないのに原作はまだまだ続いてますからね。人気になる秘訣がなかったらここまで続きませんから。
【内容感想】
多分ですがSFというのは人を選ぶのでヒットはしないと思うのですがもっと言うなら次元の捉え方が人によってちがうかなあと。
実は四次元ってあることはわかってるんですけど、それが時間なのか、分かってない状態なんですよ。
それでこの作品では記憶ってことになってるんですけど、その考え方が本当にそうなのかはわからないのでその辺りは解釈次第だと思います。
トランスヒューマニズム的な考え方。
まずそうですね、トランスヒューマニズム的な考え方、次元を破るという考え方を取り入れたというのは評価できます。ニーズは満たしてると思うので満足点は高いです。
それでこのもしもなんですけど、次元があるとするならば、これを取り出して保存することも可能であるということですね。
この技術があれば、死んだ人を蘇られせることも可能でしょう。
しかし主人公はそれをしなかった、というのがポイントで結局今の世界を受け入れるしかなかったんですね。
この諦める精神って実はものすごい受け入れるのが難しいんだと思います
例えばなんですけど、障害のある人が障害のあることを受け入れるのってすごい時間のかかる作業なんですよ。この自分はこういう生活が送れている幸福な生活を送れている実感を受け入れることができるから、先へ進めるんだよと言えるんですけど人権を考えたらわかると思うんですけど健康で文化的な生活を送ることを前提としているのでそれが妨げられる状況だから感動できる。絶体絶命でどうしようもない出来事だから泣けるってことなんですよ。
なので技術的にこの技術はあるべきなんですけど展開的には壊した方が面白かったんじゃないかと思います。この技術が現実にあったら多分壊しませんよ、他の方は。
命題としては、世界を滅ぼすか、それとも恋人を救うかという選択なんですけど、恋人がそれを拒みます。この選択こそが壮大な感じで神秘的に感じるんですね。